オンタリオ州の小さな町に住み、
カナダジャーナルに「日本人ひとりぽっち」を寄稿してくれているカホリさんには、
福島県に住んでいる親戚や友人がたくさんいる。
そこで、今回の地震があったときは、消息を案じて夜も眠れない日が続いた。
幸い、親戚も友人も無事だったのだが、
地元の新聞から地震について取材を受けた。
そこでカホリさんは、この新聞に、
ぜひ「がんばれ、ニッポン!」と日本語で印刷してもらい、
その新聞を日本に送りたいと言ったところ、
翌週の新聞の一面カホリさんの記事が大きく掲載された。
そして、その新聞を見たカナダ在住の日本人女性から連絡が入り、
その人が主催する地震チャリティーバザーにも参加することになった。
そのバザーには、あいにくの雨にもかかわらず
多くの地元のカナダ人が参加してくれたそうだ。
「日本人ひとりぽっち」の題字通り、
カホリさんの町には日本人は誰もいない。
そこで、この日本人女性との出会いは、カホリさんにとって
とてもうれしい出来事になった。
バザーに参加したカナダ人たちの中には、
日本人と初めて会った人たちもいただろう。
東北大震災は、さまざまな形で
海外でも多くの人たちに影響を与えた。
赤丸天
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