電力は(例えば水道のように)"お上が統制するインフラ"という考えを誰もが持っていると思うのですが、
でも僕はそう思っていなくて、電力って個人で作り出し個々のニーズで自由に扱えるものであるべきなんじゃないかなと。
水はきれいとか汚いとかで人間の体に明らかな実害が及ぶものだし、たとえ汚い水や海水を一瞬で浄水できる浄水器みたいなのが安価に手に入る技術が将来登場したとしても、
その汚い水や海水自体をふんだんに取得することが多くの人には不可能だから(これも水素とかなんちゃらを個人レベルで安価に無限に産み出せるようになったら変わるかもしれないけど。まぁこれはちょっと遠そう)、
やはり水に関しては一定レベルのものを政府やらがインフラとして提供してもいいと思う。
でも電力は違うかなと。
きれいとか汚いとか質が悪いとか良いとかが無いから個人で扱えるものだと思う。
しかもこれだけ今の人類にとって必要なものだとわかったら、今回のように提供されなくなったら騒ぐのではなくて、むしろ個々人が責任を持つべきものになれたらいいなと。
自分で好きな分だけ作り出して、自分で好きなだけ消費する。家庭内菜園みたいなもの。
そしてこれこそが災害などに対する最大のリスクヘッジになると思う。
ようは今全国に散らばっている発電所を各家庭に置きましょうという感じかな。
なにより電力はもらったりあげたりすることができるから、
「お隣の田中さん、今晩ちょっと電力足りないらしいわ、おすそ分けしてあげましょ、」みたいなことが成立つと思うし。
具体的には、もう少し技術が進めば電力は十分個人で操れるものなのではないのか、ではそれをするにはどうすればいいのか(政府が自家発電システムに補助金を出すとか)という議論をした方が未来があっていいと思うのです。
スマートグリッドも近い将来登場するわけだし、電気を電気自動車のバッテリーに溜め込んだりする方法というのも、もう既に絵空事とは言えないところまで来ているはず。
原子力というのはおそらく個人レベルでは絶対に扱えない電力であって(自家ミニ原子力発電というのはありえないでしょう)、自家発電に対するニーズというのはこれから大きくなっていってしかるべきだと思う。
別に原子力が危険だとか危険じゃないとか政治的になんちゃらということは無視して、新しいものの考え方としてそうなるべきなんじゃないかなということです。
なんていうのかな、"電力の所有権"とでも言うのかな。う~ん、うまい表現じゃないな。。まぁなんでもいいや。
とにかく、今はまだまだ各家庭に置ける自家発電装置といえば、太陽光パネルやガソリンを使ったミニ家庭火力発電とかコストが高過ぎるものしかないようですが、
『電力は自分で使う分だけ自分で作り出す』
『足りなくなった時だけ電力会社から買う』
という考え方だけは理想論としてまずは持っていても悪くはないのかな、と思うのです。
理想を語ることから科学は始まるのだから(こんな感じのこと言った科学者誰だっけ・・・・・?)
まぁ電力会社はどんどん儲けが減るので申し訳ないですが。反抗しないでくださいね。
そして各家庭の発電能力の向上と共に、各電化製品も電力消費量が少なくなっていくといいですね。
「全部同じOSが搭載されていれば、携帯などから各々の機器を遠隔操作したり、使用電力を記録したり、たとえばアプリみたいなもので風呂の温度を自由に変更したりとか色々生活が便利になる気がする」