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スポーツを駄目にするもの

日曜日、街の調査をしている最中のこと。

ふと運動場で草野球をしているのを見かけ、休憩がてら観戦をすることに。



別にたいした試合でも何でもないのですが、せっかくビデオを撮ったので適当に編集してみました。(終わり方が無理やりだが。)

試合の終盤は見ていないので勝敗は分からないのですが、

『腹の出ているメキシカンチームのスタミナ切れ』

という感じでしたね。

草野球はボコボコ点が入るから見ていて楽しいです。



久しぶりに居合道の練習にも復帰したので、今日はスポーツネタにしようかと思います。


『知らぬ間に13位』

FIFA / Coca-Cola World Ranking - FIFA.com 

韓国が31位で日本が13位ってのはどうも信じられません。少し上を見上げると9位にイタリアがいるし。

でも、確かに一気に実力が上がったことを否定する人は誰もいないと思います。

実際にここ数年で随分と欧州で活躍する日本人が増えましたよね。

でもこれは偶然ではなく必然。
ここまで日本のサッカーを育ててきた人達の努力の賜物。


以下、現在中国でクラブの監督をしているトルシエ元日本代表監督のインタビュー記事から抜粋。

中国サッカーは理念から間違っている、だから日本に負ける=トルシエ氏 - サーチナ

『トルシエ監督はまた、「日本代表の監督を引き受けたとき、日本代表が中国代表より強いとはそれほど思っていなかった。全力で臨まなければ中国には勝てないと考えていたのだ。だが、今では中国は日本のはるか後方にいると思う。おもな原因はJリーグのレベルが中国より高いことにある。また、日本はレベルの高い外国人選手と外国人監督のおかげで、優秀な若い選手を多く輩出している。だから日本はここ数年で大きな進歩を遂げたのだ」と分析した』


しっかりとしたビジョンを持った経営者がいたからこそ、たった十数年という短期間でJリーグは急成長を遂げ、また世界に通用する選手達を育てる基盤となれたのだと思います。

特に腐った経営者達によって腐ってしまった野球や相撲などは、参考にしないといけないですよね。

最近のドタバタを見れば分かりますが、野球なんて老害の典型。長い歴史があるからまだ選手層は厚いですが、さっさとあの頭の固いトップ達を代えないと、大変なことになりそうです。

スポーツに関しては日本人は意外と広範囲に趣味が分かれているようで、マイナーなスポーツに至っても世界に通用する優秀な選手がちらほら存在していたりします。

優秀な選手・審判は既にいたけれども、当時はほとんど誰も興味が無かったサッカーがあれだけの国民的スポーツになれたのだから、例えばバレー、バスケ、ラグビーだって同じようになることは可能なはずですよね。


問題は選手ではなくて、運営企業とメディアでしょうね。

例えば意味も無くジャニーズを宣伝に使ったり(バレーとか)、美形の選手ばかり注目したり(カーリングとかその他諸々)といった色物マーケティングが、いかに短期的な効果しか生み出さないのか、またどれだけその分野を腐らせるか、彼らは早く気付くべきだと思う。

別にそれが全く無駄な方法とは言わないし、実際にイケメンの選手の追っかけをしていたらその競技のファンになったという人もいるとは思います。

しかし結局のところ、そういったファンの人達は、いつかは引退してしまう特定の選手のファンだったり、またはチアリーダー(バレーでいうジャニーズ)のファンだったりして、長期的にその競技のファンになることってあまりないんじゃないかなって思うのですが、どうでしょうか?


そこでふと思い浮かぶのが、あんなに芸能人を会場に集め、女の子達をキャーキャー言わせていたK1。

途中からタレント選手みたいなのを増やして、プロレスかよって思った人も多かったはず。

無駄に高騰したチケットのお陰で一時的に潤った選手ももちろんいたとは思いますが、結果的に数年でブームは終了しては次世代の選手が育たない。

もちろん、それ以上に経営には色々と問題が山積していたようですね。本当かどうかは分かりませんが、良くない黒い噂も流れました。


では、煽りまくっていたメディア達はその時どうしたか?

視聴率が下がるや否や、さっさといなくなりました。

頑張っている選手達に国民の意識を向けさせ、競技にお金が流れるような仕組みを作ることはとても大切ですが、

本当に競技のことを理解して番組制作をしているのでしょうか?

人間の本気の殴り合いなので本来は長くても一試合十分もあれば終わるはずなのに、長々とした前振りを付けたりして、ゴールデンタイムに二時間も三時間も放送することの意味は?

本当の格闘技ファンがそんなことを望んでいたとはとても思えません。
芸能人を映すより、試合そのものを質の高い解説と共に見たかったはず。


では、そのように経営が窮した時に競技を支えるはずだった(あんなに大量にいた)ファン達は?

「皆が飽きたようだから、じゃ、僕もさようなら~」

と消えていきました。本当に彼らは格闘技好きだったのでしょうか?

「○○選手の筋肉がたまらないんです」と言っていたルールも知らないアイドル。

ただの筋肉好きなら、マッスルミュージカルに行った方が断然楽しめると思います。


こうやって、勝手に盛り上げられた挙句パッと突き落とされて、本当のファンを失っただけでなく、変なイメージが付いてしまった競技って多いと思うのですが。

そんなんでは人生をかけて本気で勝負している選手達がかわいそうだと思うのは僕だけでしょうか。



最後にへこんだ時にいつも見る動画を添付。
09年ワールドシリーズ。僕にとって人生で最高のホームラン。

TV, radio calls: Matsui's homer - MLB.com

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ブログ紹介

八方ふさがり

http://blog.livedoor.jp/ike_chan_/

05年よりNew York在住。 現地銀行勤務を経て、09年よりMBA取得に向け大学院にて奮闘中。

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