今日はHが面接をした。7月に辞めたCの後任候補だ。彼女(S)はCが辞める少し前にレジュメを持ち込んできたのだが、その時はCが辞めることは想定外だったので、レジュメを預かりもし空きが出たら連絡するかもしれないと社交辞令で終わった。そして今回Cの後任が必要になったのでレジュメでは問題のないSを最初に面接することにしたのだそうだ。1時間以上にわたる面接の結果採用がオファーされた。(書類を持っていったのでそうだとわかった)
ほー、即決ですか?w川・o・川w
面接の長さからかなり盛り上がっているとは思っていたのだが、そんなに簡単に決まるとは思わなかった。
ついにCの代わりの人が見つかったか・・・
Sは来週から来るそうだ。小さなオフィスなので1人増えるだけでも職場の雰囲気に影響する。Hが気に入ったのだから間違いはないだろうがどんな人かやはり気になる。
やがてパートタイムのGが帰り、Hの夫Rがやってきた。HはSのことを話し採用することにしたと告げるとRの声のトーンが少し落ちた(これは彼が不満を感じた時の癖)。HとRは私のすぐ後ろで会話をしていたので内容はまる聞こえである。
まず給与の点で折り合いをつけるのが大変だったようだ。(Sの希望する額がHの想定より多かった)Hは例のCGA-BCからの資料(前の記事の給与 の記述を参照のこと)を提示して会計事務所の相場を説明し、また彼女がそれなりに経験があると言っても、その経験をすぐにHのために活用できるか判断のしようがない以上、彼女の希望通りの金額を今の時点で受け入れることはできない旨を伝えてなんとか納得してもらった。
次に試用期間の件でも少し揉めたみたいだ。試用期間6ヶ月は長いというのである。確かに一般的な試用期間(3ヶ月)と比べると倍になる。だがこちらについてもなんとか合意を得た。(試用期間の話については前の記事Probation を参照)
Hは面接を通じてSは本当はガバメントの仕事に就きたいのを感じたそうだ(仕事のプレッシャーが少ない、給与が安定して福利厚生も整っている)だが昨今の不況でガバメントも採用を控えているため仕事が見つからなかったらしい。あの調子じゃ少しでもここより良い条件の仕事が見つかればすぐに辞めてしまうでしょうね とHは言った。
RはHの話を聞いて(上記以外にもいろいろ話は出た)、働く前から待遇をやたら気にするのは彼の経験から(Rも以前は自分でビジネスをしていたので人を雇った経験がある)あまりよくない兆候だと思ったのだろう。「念のために身元調査もしたらどうだ」などど言い出した。
ひえー、身元調査ですか( ̄□ ̄;)!!
HはSが仕事上で現金を扱うことはないので身上調査をする必要はないが、だからこそ6ヶ月の試用期間を設けてSの人となりを見たいとRに説明した。(Rは半年の試用期間を長すぎると考えている。半年かけて様子を見るよりとりあえず3ヶ月で見切りをつけた方がコスト的に良いという考えだ。)
HとRのやりとりを聞いていてわかったのだが、SについてはCや私の時ほどポジティブにはなれないがやはりCが抜けた穴は大きく、Hの当面の負担を選らすためにもSをとりあえず採用して様子を見ることにしたらしい。(Sへのトレーニングについては慎重にすると言う。)募集広告を出せばもっと良い人材が集まる可能性もあるが、Gを雇った時のように100通を軽く超えるだろうレジュメをチェックし、面接を設定するのは今の状況では厳しいらしい。
そしてHは半年の試用期間とは言ってもSの様子次第ではもっと早めに辞めてもらう可能性があることを私に告げ、もし何か気になることがあったら逐一報告して欲しいと頼んできた。試用期間なら辞めてもらうのは簡単だが、一旦試用期間を過ぎると辞めてもらうのは難しい。場合によっては訴えられる可能性もあるからだ。どこで見極めるか、Hにとっても大きな課題だ。
今日のHは We'll see(どうなるか様子を見ましょう)を何度も繰り返した。確かにそうだ、先はどう転ぶかわからない。案外Sは職場に馴染んでHの頼もしい戦力になるかもしれない。
We'll see....
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