3日(金)曇り。パラパラと雨がきた。余りの暑さにテニス中止の連絡が入った。今朝スーパーモーニングという番組に小澤一郎が生出演。およそ一時間にわたってコメンテーターからの質問に答えた。これほどじっくり彼の政策に関する話を聞いたのは初めてだった。
どこまで信用できるかの問題だが。言うことには説得力があった。これで彼の支持率は上昇するかもしれない。彼の魅力とされているぶれない発言という点でも今日の政策発言は聞いた話ばかりでぶれていない。問題は総理になってからどうかだろうが。
特に民主党が政治主導を掲げながら、総理大臣のリーダーシップの無さで約束が果たされていないとの発言や、日米関係が対等になっていない、アメリカも行き詰っているのだから、もっとはっきりとアメリカに物を言うべきだという主張は覚えておこう。
沖縄の海兵隊についてもはっきりといらないし、いずれ撤退するだろうとの見通しを語った。対米関係だけで見れば、菅より小澤の方が前に進むかもしれない。参院選前の国会で共産党の笠井議員が沖縄嘉手納基地にゴルフ場までオープンした事実を暴露した。
つぎ込まれた日本の税金は134億円(防衛相答弁)入口に「日本国政府が建設し、アメリカ合衆国に提供するものである」というプレートが掲げられているという。又自民党の石破元防衛相の著書で「米軍は光熱費を日本が負担するので、夏には冷房をがんがんかけて熱燗のお酒を飲み、冬は暖房をきかせて冷たいビールを飲んでいる」話も紹介された。
私も沖縄を訪問したとき、好天続きで住民が飲料水の給水制限を受けているのに、基地内の芝生にスプリンクラーが満開で散水されているのを見て憤慨したことがあった。繰り返される米兵による犯罪は言うもがなである。これが対等の同盟関係と言えるのか。
「思いやり」を含む米軍関連の日本側負担は年間3370億円にも及ぶ。米兵一人当たり937万円に達するという。又笠井議員の指摘によれば、新型戦車の開発費が488億円で三菱重工から職員を受け入れ、その日当が一人平均10万円と企業側のいい値で払われている。
財政再建と言いながら、このようなべらぼうな無駄遣いを事業仕分けの対象にもできず、放置し続ける罪。アメリカに向かってきっぱりと言える政治家がいなかったということだ。小澤一郎にそれができるなら、それだけでこの国の政権をゆだねる価値はある。小澤一郎が指摘していた地方への補助金の無駄遣いも、細かく明らかになれば、呆れる内容なのである。それも後日取り上げたい。マスコミの体たらくだ。
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