今日、気になっていたオスカーにもノミネートされているドキュメンタリー「Waste Land」を観て来ました。ブラジル人作家のヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)が、リオ・デ・ジャネイロ近郊の世界最大のごみ集積場に暮らす人々と3年間かけて行ったアート・プロジェクト「Pictures of Garbage」の制作舞台裏を追ったドキュメンタリー作品です。東京国際映画祭でも「ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡」との邦題で上映されたようです。
国外で知名度が高かったヴィック・ムニーズですが、先月まで放映されていたソープオペラ「Passione」のオープニングに彼の作品が使われて以来、ブラジルでも彼の作品はかなり知られたはずです。
私がヴィック・ムニーズと言われて思いつくのは、「ダイアモンドで有名な女優を作った人(Diamond Divasシリーズ)」くらいで、特にどうってわけではなかったのですが、このドキュメンタリーを観て、すっかり好きになりました。「人の気持ちを動かしたり、新たな視点をもたらしたりするアート」をものすごい力で実践しているのに、肩の力が抜けていながら真摯な感じで。
あと、登場するゴミ集積場に暮らす人々の逞しさにも感動します。隣のブラジル人女性は泣きっぱなしでした。お勧めです。
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