東日本大震災の前から円高傾向になっていることはニュースになっていましたが、震災後さらに円高は進みアメリカドルでは80円を切る場面もありました。
そして、円高になれば当然、日本円で資金を持っている日本人にとっては留学費用が安くなります。
例えば
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留学費用(授業料や滞在費など): 1万US$
為替: 1US$ = 80円
→ 80万円
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留学費用(授業料や滞在費など): 1万US$
為替: 1US$ = 90円
→ 90万円
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全く同じプランであっても、上記のプランであれば10円違うだけで10万円も変わってきます。
ちなみに1万US$は
■語学学校の平均的な学費: 1,100~1,500US$ / 1ヶ月
→ 1年分の学費で1万US$以上
■ホームステイの平均的な費用: 1,000~1,200 / 1ヶ月
→ 1年分で1万US$以上
2つ合わせたら2万US$以上になりますので、上の参考に合わせると20万円以上も違います。
※もっと安い学費の学校、滞在方法もあります。
全く同じプランで、全く同じ内容であっても、為替の影響で実際にこれだけの費用の差が出るのが留学です。
それでは、今学費を全て支払うべきか?滞在場所を決めて費用を全て支払うべきか?と言うと、全てがYESという訳でもありません。
留学会社が倒産する、学校が倒産する、もっと為替が安くなるかも?、など様々リスクはあるので、それを全て踏まえた上でどうするのかを、各個人が答えを出せば良いと思います。
しかし、US$に限らずこれだけ円高になること滅多にないのでは?と個人的には感じています。
今の段階で行きたい学校や具体的な留学プランが決まっていないとしても、「将来に必ず留学をする!」と決めている人は、両替だけしておくことも悪くないと思います。
私が留学カウンセラーとして働いていたときは、
●1オーストラリアドル = 100円以上 (今は80円台前半)
●1カナダドル = 120円以上 (今は80円台前半)
●1イギリスポンド = 250円以上 (今は130円台前半)
●1ユーロ = 180円以上 (今は110円台半ば)
※記事を書いている日と公開している日が違うため、大きな変動があったらすいません。
これだけ今と比べて円安(外国通貨の方が高い)でした。
イギリスポンドなど、この数年の中で円安であった時期と比べると半額近くになっています。
すなわち留学費用も半額近くになっているのです。
少しでも参考になれば幸いです。
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