先週受けたファイナルの結果が出た。実はファイナルで出た問題が予想とちがっていて、ファイナル終了後に仲の良いクラスメートと「あんな問題を出すなんてひどくない?」と怒っていたのだが、結果を見て少しほっとした。
私とそのクラスメートはできれば良い成績をとりたいタイプだが、中にはあまり成績に拘らない学生もいる。あと少し課題を提出すれば確実にA+(90%)が取れるのに、その時点でA(85%)までは取れているからと課題を出すのを止めたクラスメートもいたし、小テストがある日に気分が乗らないからと来なかったクラスメートもいた。(その一方で常に成績はストレートAの秀才もいる)
私がどちらかと言うと成績に拘るのは主にモチベーション維持のためだ。最初からパスできればいいやと思っているとやる気が出ない。でも実際はC+(65-69%)が取れば、そのコースの修了が前提になっているコースの受講や、CGAプログラムへのトランスファーが可能だ。
辞めてしまった同僚Cも最初の頃は良い成績を取ることにこだわっていたが、最近は勉強が難しくなってきたこともあり、成績なんて仕事を見つけるのにあまり関係ないからパスすればいいと思うようにしていると言っていた。確かに私も成績が影響するんだと思ったのは、奨学金に申し込んだ知人から申し込み条件を聞いたときくらいだった、とそのクラスメートに話したところ、会計事務所の中には成績を気にするところもあるらしいと話してくれた。
例えば世界中にオフィスがあるKPMG(ビクトリアにもダウンタウンにオフィスがある)では、インターンシップを採る際には成績証明書を提出させ、成績が悪いとその時点で落とすそうだ。(有名な会計事務所なので無給のインターンシップでも応募者が多い)
またクラスメートはCo-Opプログラム経由で会計事務所の仕事に就いたことがあるのだが、成績証明書を提出し、さらにテストを受けたそうだ。そう言われて思い出したのだが、私がCo-Opプログラムを通じて仕事を探した時、ほんの数社だがレジュメとカバーレター以外に成績証明書の送付を求めていた会計事務所があった。
実際に雇用側はどの程度学生の成績を気にするのだろう?私が今の職場に応募したときは成績証明書を提出していないのだが、ファイナル終了後に直接Hに学生の成績が気になるか聞いてみた。
そりゃあ、気になるわよ。だって10のレベルが必要なのに8までしかできないんじゃ困るもの。やっぱり優秀な学生が欲しいわね。それに良い成績をキープするためには努力も必要だから仕事でもその努力を期待できそうだし。CGAプログラムの上のレベル(PACEレベル)になったら、勉強も試験もずっと厳しくなるから、学校に通っている段階で成績が振るわないとついていけなくなっちゃう可能性もあるしね。まあそのレベルからは良い成績に拘らないで、試験にパスすれば(65%取れば)充分よ。
おそらく成績へのこだわりは職種にもよるのだろうが、会計関係の場合は、ある程度良い成績をキープしておくほうが、その後の選択肢(KPMGのようにグローバルな会計事務所を狙うなど)が広がりそうだ。
それにしてもこの前の発言(CGAプログラムで脱落する学生の多さ)と言い、今回の発言(PACEレベルになったら65%で充分)と言い、HとCGAプログラムの話になるたびに本当にPACEレベルをクリアしてCGAになれるのか心配になってくる。
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