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自家製、逆さ吊り一本物語「新巻鮭=塩ジャケ」南国で年末年始。完成までの道のり序章2

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マレーシアで、、、日本特有の、年末正月時期特有の、あの

「新巻き鮭」を作ろうと密かにもくろみました。果たして成功する

のでしょうか?・・その道のりは、どうなるでしょうか?

・・如何せん、焼いて食べるまで、最後までは、安心は出来ません。

 

簡単な塩ジャケは、シャケ、サーモンに塩を振って、しばらく置けば、

出来上がります。が、切り身の場合、旨みも逃げるし、いわゆる日本

の「塩ジャケ」の味わいではないのです。

 

普段の時期の塩じゃけは、大抵はソミュール液に浸けこむ方法でしょう。

女房はひたすら、「塩ジャケ」を喰いたかったらしい。うるさかった。

・・・・・「ならば、作ったろうじゃないのッ」ってなことになって

しまったのです。

 

 

・・このブログは、備忘録も兼ねていますので、その行程と工程を記録

しておきたい。・・最初に「その手順の流れ」を書きます・・と。

 

<マレーシア版、新巻き鮭を作るには>

1、今回は、アトランティックサーモンを使用。洗う、特に内蔵側

の内側。当然「めふん」や血合いは取りますが、よく洗ってから

水けを拭き、全体にヒマラヤ岩塩をまぶしすり込みます。特に腹の

中と、目の周りと、カマの中です。

 

2、塩の量は約15%と言われてる。サーモンは頭つきで全体で

4,250gです。なので、ヒマラヤピンク自然岩塩、600gにした。

 

3、サーモンの水分を出す為、清潔なTシャツを2回替え、最初背側

を下にして漬けこみ、今度は横にして、左と右とで交替で重しをして、

水分を出し、吸い取り、旨みの凝縮を図っていった。

 

4、昨日のダブりになるけど、塩漬け全部で3日×3回位置替え=

重しをして9日間。「塩漬け」の9日間が経ったら今度は「塩抜き」

洗って、水に浸けて塩を抜くんですが、普通の真水では、うまく

塩分抜けないしサーモン本来の旨みまで放出しちゃうことになる。

 

5、なので、工夫として、水を薄い塩水にして、味醂少々と

酒少々と、野菜漬けこみ中の酒粕があったので、それを少し

追加した。その混合水溶液で塩抜きをした。それが美味しい秘訣

だとか・・何かにそう書いてあったので、更に工夫を加えた形。

 

6、さて今度は風乾する方法に移行します。さすが南国では難しい。

だってマレーシアは常温で28~30度だから。当家では、ベランダ

もないし、陰干しとか、冷暗所とか風通しの良いところ?無いです。

 

7、なので、工夫しました。風の比較的通り抜ける場所が洗濯置き場

なので、そこに逆さに吊るして、扇風機をかけることにした。それは

常温ゆえ、1日4時間のみ、後は、冷蔵庫に入れて、被せないで

風乾(=冷蔵風乾)という方法を取った。冷蔵庫内というのは水分を

飛ばす働きがあるし、当然、冷却保存の効果もある。

 

8、冷蔵庫乾燥方法は素晴らしい。南国で、こんな普通で簡単ないい

方法があったとは、有り難い。洗濯置き場での吊るし風乾と冷蔵庫内

での冷乾燥を繰り返し、全体の皮つきのサーモンは段々と旨みが中身

に凝縮されていくのを感じます・・と思って、信じて、時は過ぎます。

 

9、塩の量は、「塩抜き」と関係しており、甘ジャケにする場合と、

塩辛いシャケにしたい場合とで違ってくるのです。塩漬けする期間

でも違うし、漬けた後の塩抜き時間や、塩抜き方法でもいろいろな

味に仕上がるんです。・・・プロは、そこにこだわるらしい。

 

10、今回苦労したのは、塩漬けの、デカいサーモンを傷めないで、

如何に干すか、どこに干すか、味をどう良くするか、だったのです。

マレーシアは南国だ。「新巻鮭」って、通常は寒い時期の製造方法。

 

でも温かい国でも、塩漬けとしての保存的考えは基本的に同じだと。

マレーシアでもやれる筈だ・・を、目標に、・・頑張ってみました。

 

11、完成まで、「塩漬け9日間+乾燥4日間」=冷蔵庫と扇風機での

交替の風乾期間で、合計13日で、完成の日の目を見ました。

備忘録として、今日は2回目です。たぶん明日の3回目で完成します。

 

++++++++++++++++++++++++++++++ 

途中ですが、プロのやり方は、古来の製法でやる場合、「山漬け」と

言って数日毎に重しを換え、鮭の水分を出していきます。その工程で

熟成させるんですねぇ。それに、プロの基本は・・・・・

 

1、冷暗所での長期常温熟成・・冷温の常温が熟成を促進させると思う。

2、大量の塩を使用する・・・・完成後、各家庭の常温にも耐えられる

  ように保存の為・・・だと思う。

3、寒風、北国、冬の時期、・・・その条件が製造行程にプラスする。

・・・・・ふ~ッ、この3つ。マレーシアでは、悩みのタネ・・だな。

 

それに、プロたちには、細かいこだわりがあって・・業者により、

1、20日以上の冷蔵の塩漬け期間。

2、4日以上の常温での熟成期間。

3、2日以上の氷点下での外気乾燥。・・・らしいです。

 

歴史として昔は、冷蔵技術が無かった時代ですから瀬戸内海から「塩」

を、北海道から「鮭=シャケ」を本州に運び保存方法は塩漬けだった。

 

マレーシアでの今回の新巻き鮭・・・

マルマル一尾ですから、味見だと言って、途中でどこかの部位を

切るわけにはいきません。食べたい誘惑にかられたのは事実です。

だって、作ってる途中・・・味や傷み?が、気になりますから。

 

・・結果は美味しく出来上がりました。南国暑い国での、おいしい

「新巻き鮭の完成」でした。「美味しい」というより「旨い」です。

  

++++++++++++++++++では、行程、いきます。

まるまる一尾なので、その「塩抜き」はどうしましょ。

発泡スチロールを斜めにして、そこに薄い塩水+味醂+酒+酒粕汁

を混合して4時間浸けこみます。

 

甘ジャケにしたいときは、塩抜き時間が一晩になるし強い塩分を

取っておきたいときは短時間の漬け込みになります。

 

野菜漬けこみの酒粕があったので、それを少し溶きました。だから

白く濁っている。(上の記述4と5番)

 

 

”吊るすヒモ”を準備。だが、このヒモが滑って落ちる原因だった。

ド~ンと落ちたときは、ビックった。

 

 

サーモンを塩抜きした後、清潔なTシャツで水分を取る。特に腹。 

 

中に詰めるものを探したが、例えば、ワインのコルクとか?

でも、匂いが付いてもう2度と使えなくなるので、コルクはやめた。

 

 

というのは腹の中を特に乾かすことが重要だからです。このように

定番の方法では、割りばしなどで広げて乾かすが、身に傷がつく。

 

 

尻尾の所に、レース布を巻き、その上から、このヒモでしっかり

留めたのだが、回転するうちに、深夜にド~ンと音を出し、下の

大きな受けの発泡スチロールの中に落ちてしまいました。

まだ4kg弱はあります。減量エクササイズは、まだ終わってません。

 

 

 

大分ダイエットが効いてきました。やせ細ってます。腹の中には、 

風通し・・空洞の確保で、パックなどを詰めて・・・・

 

 

日本から買ってきたタコ糸の存在を忘れていました。ド~ンと

落ちないためには、滑らないヒモが必要だったのです。このタコ糸は

8号で、細いけれど、何本か、数本まとめれば、締まり強くなります。

 

 

2重3重に8号のタコ糸を編みましたよ。メインのヒモの先っちょには

S字金具を取り付けました。簡単に外せて簡単に掛けられるようにです。

 

 

さて、また、エクササイズの時間です。ヨガ、逆さ吊り、体脂肪

減量の時間です・・一日、約4時間風通しいいところで扇風機を

かけました。後は、冷蔵庫内で干す。これが4日間続きます。

 

 

 

 

どうして落ちたかというと、腹を目がけて、扇風機の風を当てて

いたからです。クルクル回転するんです。後で、腹付近にヒモを

巻いて固定。サーモンが扇風機の風で、回転しないようにです。

 

扇風機は、4時間前後だけです。それ以上は、南国マレーシア、

今の気温(室温)は、28~30度では、・・心配になってくる。 

でも1日の内、残りは冷蔵庫で寒さのエクスサイズが待ってます。

 

シャケの吊るし方ですが、普通はエラから縄などを入れ、頭が上に

なります。が、その反対もあります。ワタクシの場合は、片っ方の

エラに包丁が入ったため約4kgの重さ、頭から吊るせないのです。

 

だからシッポを結ぶことになったんです。でも、日本の歴史を紐解くと

色々分かってきます。逆さのシッポ結びにも理由があったんです。

 

 

 プロのやり方この上の写真の参考サイト(頭を上にしている)

 

プロのやり方この上の写真の参考サイト(逆さに結んで吊るしている)

 

コレ素人のやり方・・・なんか、危なっかしいなぁ~~。

・・・・美味しく出来ればいいんです。

 

 

もう一つ、調べてなるほど・・・・があります。それは、この写真

のように、逆さ吊りにして、お腹の内蔵の切り方、内臓の出し方で、

一か所を切り残すやり方に気付きました。・・どうしてでしょう?

 

 

この写真の参考サイト 

 

それは、「塩引き鮭」と言って、城下町越後の村上の伝統的製法

だったのです。生きのいいオスを使用、「2段腹製法」と言って、

”1か所腹を切らないでつなぐ” と、いう切腹を嫌った村上藩主の

こだわりが残っているというわけです。・・・・・・なるほどね。

他の地域では、メスも使いますし、腹は上下広くかっさばいてます。

 

 

さて、明日で、アトランティックサーモンの「塩じゃけ=新巻き鮭」

作業工程、行程、備忘録が終わります。塩じゃけサーモンステーキが好き。

明日は筒切りにカットして、焼いて食べて美味しかったまで進みます。

明日に続く・・(明日で終わり)・・・・・・・・・・

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ブログ紹介

B級グルメ&徒然なる生活探訪クアラルンプール2

http://blog.goo.ne.jp/mamirei009/

シニアシチズン、マレーシア移住を敢行。四苦八苦の後には喜びが待っている。七転五起き二挫折、それでも前向きセカンドホーマー。マレーシア情報・クアラルンプール情報・日頃の生活探訪徒然草。

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