筆者の所属研究グループの学生にとっても、夏(春・秋学期の合間の3カ月)は嬉しい季節です。
また、年に一度の一大イベントであるスポンサー会議が終わる頃であり、ひと時の安らぎを得ることができます。
しかし、さらに重要なことはというと、学生にとって「稼ぎ時」なのがこの夏なのです。
6-7割の学生は、資源開発会社等へインターンへ行きます。
行き先は米国内かヨーロッパが多いのですが、米国の場合はこの不況下でも月5千ドル以上も給料を出すらしいです。
企業と学生の間で折り合いがつけば、このような高額な給料を受け取り、働きながら自分の研究を続けることも可能です。
学生にとって、産業界のニーズ知る貴重な機会でもあります。
これ、企業からみると青田買いのようですが、企業は学生が他社に就職することとなってもあまり気にしてません。
米国企業が太っ腹なのか、学生が企業にとって戦力足り得るのかわかりません。学生は数学、ソフトウェア開発、コンピューターに強いので使いようによっては給料に見合う戦力足り得るのかもしれません。
残りの学生はというと、大学にて研究を進めます。Qualifying Examなどが控えている学生は授業、セミナーの無い夏休みに研究、論文執筆、試験対策を進めたいのです。
ちなみに大学に残る学生も、夏季には普段より多くの給料を受け取ることができます。必然的に「成果」も求められてきます。
こうして、アメリカ大学院学生、夏も仕事しています。
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