アメリカ大学院へ留学する動機は何でしょう。
多くの留学生は、その後米国企業に勤めるなどで高給を手にしています。中国、インド等々の留学生にとっては、自国の何倍もの給料を手にすることができます。これだけで大きな動機となるでしょう。
あるいは、研究環境が整うアメリカ大学院にてスキルアップすることが動機である方もいらっしゃると思います。
しかし筆者が注目したいのは、アメリカ大学院修了後に自国の発展に貢献すべく国に帰る人が結構な割合でいることです。
日本も開国後に多くの留学生が技術を持ち帰り、日本の発展に大きく貢献しています。
例え、大学院修了後に米国にて働き続けることとなっても、多くの留学生には少なからず、愛国心といいますか、自国の繁栄を願う心があります。
これ、他国からの留学生あるいは米国企業に勤める外国人との会話からも感じられます。
筆者はこの考え方が好きです。自分のバックグラウンドと、どの技術、研究を行うことが日本の発展に貢献するのかを照らし合わせて研究テーマを決めたい、と思う気持ちがあります。
日本は中東、オーストラリア、東南アジアより今後とも大量の資源を輸入する見込みです。従って、資源の分野においては、特にこうした国々における問題解決に貢献する技術を学びたい気持ちになります。
アメリカ学生ビザ取得の際には、大学院修了後に帰国する意思があるかを問われ、その意思があるとビザが取りやすい仕組みになっています。
これ、上記のような動機をもつ学生を後押ししていると見ることができ、そういった意味ではアメリカは寛大だなあと思うところです。
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