目標を立てよ、とはよくいわれることです。「いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と運んでいくのでは足りない、その一歩一歩が目標であって、一歩そのものが価値あるものでなければならない」と言ったのはゲーテという文学者です。マラソンを振りかえると、ランナーは42キロを完走するという目標があります。1キロ、あるいは5キロごとに体調と相談し、ペースを維持するか、少し上げるか、水を補給するか、緩やかな坂をどう登るか、などを考えます。子どもにある行動を習得させるためには、このよう小さな目標の積み重ねを経て、まとまった行動ができるようになるのです。 続きを読む