今日はバレンタインデーだった。日本とちがいカナダではバレンタインデーに張り切るのはどちらかというと男性のような気がする。(今は日本もちがってきているのかな?)
バレンタインデーの前はフラワーショップで花束を買っているよく男性を見かける。昨日はおじいちゃんがバラの花束を手にしているのを見かけたが、お年を召しても背筋が伸びて背も高いので、バラの花束と非常にマッチしていた。
我が夫ウサオもバレンタインデーにはチョコレートの詰め合わせやワインを買ってくれたり、手の込んだディナーを用意してくれることもある。そして私はと言うと全くこうしたイベントに興味がないこともあって、バレンタインデーは普通の日に過ぎず何もしてこなかった。つまり結婚以来もらいっぱなしだったのである。
だが、今年は少しちがった。先日ワインショップに行ったときウサオが棚にあった10年もののレイトハーベスト(アイスワインに似ているが、アイスワインほど高価ではない)を見つけて、これいいなとつぶやいたのを耳にしたのだ。
普段からウサオにはしてもらってばかりなので、今年こそはバレンタインデーに何かしたいと思っていた私はこれはいいことを聞いたと思い、後日ワインショップに行ってその10年もののレイトハーベストを入手し、チョコレートの詰め合わせも買い、ついでにお洒落な紙袋とバレンタインデーのカードも買ってきた。そして昨夜ウサオが寝たのを見届けてから、レイトハーベストとチョコレートを紙袋に入れ、カードにメッセージを書いてキッチンのカウンターに置いておいた。
翌朝ウサオは先にキッチンに行った(ウサオの方が起床時間が早い)。しばらくして私がキッチンに行くとウサオが
カオル、感激したよ。こんなにしてくれるなんて。
今まで何もしてこなかっただけあってウサオはとても感激したらしい。そして
ごめん、僕、何も用意していないんだ。でも夕食は期待してもらえるから。
と続けた。
なんですとー∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
実はウサオがいわゆるカップルにとってのイベントデー(バレンタインデー、結婚記念日、誕生日、クリスマス)に何も用意していなかったのは初めてである。イベントに無関心な私との結婚生活でウサオもイベントへの情熱を失ったのかもしれないが、いろいろしてもらうとそんなにしなくともと思うのに、何もないと何だか寂しい。
本当に自分勝手だなあと思いながらも、その後ウサオが張り切って作った夕食とワインを楽しんで2011年のバレンタインデーは静かに終わったのだった。
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