税法のコースが難しくなってきて頭を抱えている今日この頃。。。
税法の勉強のために時間がある時はCamosunCollegeの図書館へ行くのだがよくTと会う。今日も私が席についてしばらくするとTがやってきた。Tとは何回か同じコースを取ったこともありすっかり顔なじみだ。Tは去年秋タームの間中Co-Opの仕事を探していたのだが、残念ながら見つからなかった。(Tの仕事探しの奮闘振りについてはこちら )
Camosunのビジネスプログラムでは会計を専攻する学生が多い。そして彼らの多くがCA、CGA、CMAの資格を目指しているがそれには経験が必須だ。Co-Opプログラムを通じて会計事務所に入り、そこで最初の経験を積みながらコネ作りをするというのはある意味キャリアパスの王道なのだが、現在は不景気のせいで会計事務所の仕事自体が少なくなっているのか、数年前と比べると会計事務所からの募集が減っているらしい。事実Hの事務所もCo-Opを止めているし、知人の会計事務所でも今まで毎年Co-Opで募集していたのを今年は止めたそうだ。募集数が少ないため、1つのポジションに学生が殺到するため競争率は嫌でも高くなる。
もう1年近くCo-Opで仕事探しをしているTはすっかり疲れていて元気がなかった。その気持ちは私もよくわかる。応募しても応募しても面接はおろか書類選考も通らない、このままCo-Opで仕事が見つからず何の経験も積めないまま卒業しても会計関連の仕事なんてずっと見つからないにちがいない。今まで勉強に使った時間やお金が無駄になり、ただ年を取っていただけになってしまう。こんなことをくよくよと考え続けた私はストレスによる円形脱毛と湿疹に悩まされ、ウサオにもずいぶん心配をかけた。
カオル、もう疲れちゃった。どうしたら仕事が見つかるんだろう。
その気持ちはわかるが何もできないので黙っていると
カオルの会社で一緒に働きたいな。カオルはCo-Opでそこの仕事を見つけたんでしょ。
そう尋ねたい気持ちはわかる。私もできるなら協力したい。なにせ英語が第二外国語で四十路も半ば過ぎようとしている私を雇ったHだ。かなり懐が深いのは間違いない。
ごめん。私も去年の夏(Cが辞めて後任者探しをしていた頃)に秋か冬にCo-Opで学生を取る気はないか聞いてみたんだけど、当分そのつもりはないって言われた。
そっか。(ノ_・。)
そうなのだ。去年HにCo-Opで学生を取る気があるか聞いたところ、Cの件もあって今のHはCo-Opで学生を取るリスクを侵したくない、とりあえず私を育てることに注力したいと言われた。だがそれに続けて、
そのうちカオルがもっと業務に精通したら、今度はそれを誰かに教える必要があるわ。それはCGAになるための経験(シニアレベル)にもなるし、その時はまた人を雇わないとね。
と言ったのだ。私が仕事ができるようになれば、またCo-Opで学生を取る可能性はかなりある。そうすればTのようにとにかく会計の仕事で経験を積みたい人に経験を積むチャンスを増やすことにほんの少しだが貢献できるなら頑張らないと。と思ったのを思い出した。
だが、今Tに協力することはできない。Tのしょんぼりした顔を見て申し訳ないなあと思いつつ第2、第3のTのために少しでも早く業務に精通せねばと改めて誓ったのだった。
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