わたしは今毎日体重を計って記録しています。ダイエットをしているわけではありません。食べる量を減らし体重を減らすという努力もしているわけでもありません。ただただ毎朝、木訥に体重計に乗っているだけです。「少し食べ過ぎたか、」とつぶやいたり、「あれ、、変だな、、」と思いながらその朝の体重を記録します。ヘルシーな食べ物といえば低カロリーを指すことのようです。ヘルシーというと、今の社会はカロリーを「悪」と考えるような雰囲気があるのではありませんか。一体、食べることの習慣において、カロリーを基準とするようなことがいつ頃から始まったのでしょうか。栄養のあるものを適度に食べて、健康のうちに暮らし、また健康な赤ちゃんを生むことは大事です。できるだけカロリーを押えようとしている風潮がどうも理解できません。今日はなにを食べようか、明日はどうしようか、と悩むのが日常生活です。インスタントラーメンを主食にするとか、決まった時間に食べないとか、間食が多いとか、よく噛まないで食べるとかが問題なのではないでしょうか。「人はパンだけで生きるものではない」という意味は、食べ物だけとか、カロリー価だけによって、人間は生きる存在ではないということです。高カロリーでも低カロリーでもないもの、あるいはその両方のものであることがこの世に存在するのです。人は、精神とか誇りとかを必ず与えられています。このような目に見えない大事なものによって生かされているのです。 続きを読む