去年の秋タームで当初目標のビジネスディプロマが取れたので、今年からはCGAプログラムのLEVEL4に相当するコースを取ることに決め、冬タームは税法と会計理論のコースを登録した。これはCamosunでは4年生向けのレベルの高いコースだ。
そして先週から冬タームが始まった。コース概要が配布され内容を確認したのだが、そこに書かれていたのは予想以上にハードなスケジュールだった。両コース共毎週のように提出物があり、税法は小テストもある。さらに中間テスト、期末テスト(税法のみ、理論はリサーチペーパーの提出)がある。
こ、こんなにハードだったとは・・
どこの学校もそうなのかもしれないが、CamosunではCA、CGA、CMAを意識して、教材や授業ももこれらの資格の受験を考慮した内容になっているものがある。理論コースはその1つで、CGAだとPA1、CAだとUFEの過去問をアレンジしたものが使われたり、回答のフォーマットもCA、CGA試験と同レベルが求められる。 税法はそこまで試験を意識してはいないようだが、講師の方針で予習させるためか習っていないところが課題として出され、また試験が難しいので評判だ。
ついていけるだろうか?
仕事をしていなければなんとかなるのだろうが、仕事をしている今は勉強を最優先というわけにはいかない。それに実は仕事以外に気になっていることが2つあった。
1つはウサオのことだ。元々ウサオは私がCamosunに通うことに積極的ではなかった。四十路過ぎてカレッジに行きディプロマを取っても就職できる保証はないからだ。でも私はカナダでのオフィスワークの仕事をあきらめたくなかった。そんな時にCamosunのCo-Opプログラムの存在を知り、ウサオを説得してELD、ビジネスプログラム、Co-Opプログラムを得て仕事を見つけ、3年かかってやっとディプロマが取れた。本来ならここで私の学生生活は終わるはずだった。私は一旦タームが始まると必要最低限の家事以外の時間は勉強に充てていた(そうしないと授業についていけなかった)ので、タームの間はウサオと一緒に過ごす時間はかなり少なかったし、ほとんど外出もしなかった。ウサオはそれに文句を言うことはなかったが、不満を感じることはあったは思う。
そして就職先が会計事務所だったことから私はCGAを目指すことになり、まだしばらくCamosunに通うことになった。私がウサオにCGAを目指してこれからもCamosunに通って勉強すると言った時、「えっ、もう仕事が見つかったのにまだ学校に通う必要があるの?」と言ったことから、彼が今までの勉強中心の生活に満足をしていなかったのは確かだ。
Camosunに入学した時の目標を達成して一区切りついた今、 これまでのようにストレスと戦いながらの忙しいスケジュールを組んで勉強するより、少し余裕のあるスケジュールにしてウサオと一緒に日常生活を楽しんでもいいのではないだろうか?
2つめは私自身のことで、私はビジネスプログラムに入ってからはほとんど運動をしなくなった。家事と言っても二人暮らしなので運動量はたかが知れている。その上ストレス解消でチーズやサラミをつまみにしてワインを週に2日程飲んでいたせいもあり、いつもの間にやら脂肪を蓄積していたようだ。多少は太ったと自覚はしていたが、こちらでは日本とちがいふくよかな人が多いことや、年齢を考えても太り始める時期なのである程度は仕方ないと思っていた。
だが、正月のある日私は本当にびっくりした。久しぶりにワイヤー入りのブラジャーをしたら苦しいのだ。明らかにワイヤーが体に食い込んできている。
そ、そんなまさか。。(;°皿°)
私は中肉中背であまり体重を気にしたことがなかった。だがこの食い込みは尋常ではない。あわてて体重計に乗ってみると、カナダに来る前と比べて約5kgも体重が増えていたのだ。そこへ追い討ちをかけたのが、週末テーブルの上にある筆記用具を取ろうとした途端に腰に鋭い痛みが走ったことだった。
えっ、ぎっくり腰?
幸い大事に至らなかったがウサオにそのことを話すと、少しずつ筋肉をつけていかないとこれからもっと大変になるよと言われた。今のような運動をほとんどしない生活を続けていればますます体力は低下していくだろう。時間を見つけて簡単なトレーニングをしなければと思うこともあったが、結局タームが始まると気持ちの余裕がなくなって勉強以外のことをするのが億劫になってずっと先送りしていた。
だが、一連の事件(ワイヤー食い込み事件 & ぎっくり腰になりかけた事件)を通じて、今対策を講じなければそのうち大事になるかもしれないと真剣に考えるようになった。
これから年を追うごとに体力が衰えてくる。これからまだ年単位で勉強することを考えると、体力づくりもCGAプログラムに向けて必要なことの1つではないだろうか?
厳しいコースを複数取ってやっているかわからない不安と、取らずに後悔するかもしれない心配、ウサオとの関係、自分の体のことが次々と頭に浮かび小心者の私は全然眠れなかった。
続く・・・
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