ぶどうの発祥の地は、中近東、北米、中国などとされています。ヨーロッパに自生していたともいわれます。イタリアの各地にもぶどう畑が広がります。ぶどうに共通したことは、乾燥した気候とアルカリ性の土地によく育つことです。種類によってはそうでないものもありますが、、、ぶどうは昔から生活に欠かせない果樹であることが、乾燥させて保存食としていたこと、ぶどう酒を造っていたことでわかります。ぶどうはその形が人々に親しみやすさの印象を与えます。ぶどう畑や園でぶどうの木を見たことがおありのはずです。北海道にはやまぶどうも生えていいます。小さい頃ぶどう狩りに父親と一緒にいき、帰ってからぶどう酒を造ったものです。ぶどうはその種類によって違いますが、木の幹はそんなに太くはありません。それに引き換え、信じられないくらいに枝は水平に広がって実をつけます。実がたわわになっている光景は、見るからに豊かさを感じさせてくれます。そのことがぶどうは、家族のつながりや人々の繁栄を象徴する木とされる所以です。木の幹が主人、そして枝はそれに活かされる弟子のことを指します。幹に連なることによって豊かに実を結ぶようになるのが人生というわけです。「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」 続きを読む