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アメリカ人が嫌いな駐在妻(2)

 
 
ある日 学校に子供たちを迎えに行くと
アメリカ人のママ友たちが 深刻な表情で 輪になって話していた。
 
そのうちの一人、仲良しのRが 私の顔を見つけると 飛んできた。
 
 
「あなた 今朝 @@カフェに行ってた?」
 
 
@@カフェというのは 軽食も食べられる喫茶チェーン店で 
店の中が明るくて広いので 地元の人がよく利用する 人気の店だ。
 
 
「いや 行ってないけど。」
 
「よかった~」
 
「どうしたの?」
 
「今朝、あの店にいったら 日本人の集団がいて すごい人数なのよ。
20人はいたわね。20人! びっくりしたわよ~。
でも あなたが あの集団の中にいなくて よかったわ」
 
 
そう言って 友人は また 輪の中に戻っていった。
さっそく アメリカ人たちの間で 噂になっているのだ。
 
 
 
 
・・・・やってくれたな、と思った。
 
 
 
どうして そういう無神経な事を平気でやるかな、と思う。
裏で何も言われないと思っているのだろうか。
 
 
 
 
 
だいたい見当はついていた。
近くの学区で 日本人婦人会の会合があったのだろう。
 
 
 
日本人駐在妻の組織は各地にあり 新入りが来たり 誰かが帰国するたびに 
何十人という単位で集まる。 欠席すると村八分になりそうな気がして 
誰もが必死に参加するので 出席率は 異様に高い。 
 
こういう会合で 存在感を示すことを 生きがいにしている人もいるので 
年に何回も招集がかかる所もある。 会社のご婦人の集会というケースもあり 
その場合 参加は もはや社命のようなものだ。 
だからNYのあちこちで 20人や30人という日本人女性が集まることになる。
 
 
 
私は婦人会の存在を否定しない。 自分もメンバーだったし 大事な組織だと思う。
 
 
 
ただ 問題は 婦人会の会合が かなりの大人数にも関わらず
あまり適切でない場所で 頻繁に開かれている点だ。
しかも 一度集まると めちゃくちゃ時間(話)が長い。
活動内容も アメリカの地域社会に貢献するボランティア団体から 
ほとんど日本人同士の「歓送迎会専門クラブ」になってしまっているのが実情だ。
 
 
だいたい 女性だけの大集団というのも アメリカではかなり異様に見える。
 
 
@@カフェは アメリカ人ママたちもよく利用しているが 滅多に4人以上のグループを見ない。 
むしろ 一人でパソコンをしたり 二人でひそひそ話している人の方が多い。 
たまに 小さい子供連れのママ友が二組やってきて それで4人グループが最大という感じだ。
 
 
日本でも 住宅街のファミレスで いきなり 中国人の集団が20人でやってきたら ちょっとした噂になるだろう。 どちらかというと 不安を感じる人が多いのではないだろうか。 
いや、日本であれば 座席さえ空いていれば 何人で来てもいいかもしれない。
でも アメリカは 違う。
 
 
気づいていても 「ま、いいか」 とやってしまうのか、本当に知らないのか。
アメリカに何年間が住んでいても こういう事が平気でできてしまうところが 
日本人駐在妻たちの問題点だと思う。
 
 
 
ちなみに NYには韓国、中国人もたくさん住んでいるが 自分たちのテリトリーを心得ている。 
彼らは アメリカ人が集まる場所で 大集会を開くようなヘマはしない。
自分たちの教会、集会所などがあり そこを利用する。
それに 学校や職場単位で @@中国人婦人会や @@韓国人婦人会みたいなものは作っていない。
仲良しや 親類縁者で集まっているだけだ。 (政治的なもっと大きな組織はある)
 
 
 
その点 日本人は 会社単位 地域単位で 必ず何らかの所属団体が用意されている。
知らない土地に来て 日本人同士助け合えるのはありがたいが そこは年功序列であり
滞米年数でヒエラルキーが用意されている きわめて封建的な社会だったりする。
だから 上からの命令で とんでもない大人数が集まる機会が多いというわけだ。
 
 
 
日本人は 永住が少ないので 自分たちのコミュニティーがない分 のびのびとふるまえる場所が限られていて不利だと思うが、間借りの駐在族なのだから 仕方がない。
地元社会のルールに沿った行動をとるしかない。
 
 
 
これまで誰も教えてくれなかったかもしれないが、
アメリカでは グループで集まるときは だいたい誰かの自宅と決まっている。
 
 
 
クラスで親同士のお茶会があった時も 「うちで どうぞ」 と手を挙げた母親の家に集まった。
アメリカでは 自宅に人を呼ぶのは 日本ほど特別なことではない。
何も ”おもてなし”する必要はないのだ。 
使い捨てのカップと セルフサービスのコーヒーで 場所だけ提供する。 
だから 10人でも20人でも 「どうぞ」、という。 そういう集まりを しょっちゅうやっている。
 
 
 
 
一方 NYの日本人は アメリカ人に比べると手狭な賃貸住宅に住んでいる人が多いが、 
それでも 10人ぐらいのゲストを呼ぶのは 何でもないはずだ。
アパートでも やろうと思えば できると思う。
 
 
ところが 日本人の場合 誰かの自宅となると「誰?」となり 全然決まらない。
会場の家主がボスのようになっても困るし 気さくな人が 「ウチでいいですよ」 といっても
「それじゃ悪い」 と押し問答になる。 
飲み物は? お菓子は? お掃除を手伝います! と余計なお世話が始まり 
しまいに 「公平を期して持ち回り」 となる。
そして今度は それを異常にプレッシャーと感じる人が出てきて 「やっぱり嫌だ」と大騒ぎになる。だったら 最初から「外で」が 無難だというわけだ。
 
 
 
アメリカでは基本的には 大人数であればあるほど 誰かの家に集まるのが
暗黙のルールだということを 知っておいてほしい。
(自宅に入りきらないほどの大人数は 会場を貸し切る)
そもそも 飲食店で「会合する」という事自体が ありえないのだ。
日本では外で宴会をするが アメリカでは ホームパーティーをする。
 
 
要するに 文化が違う。
 
 
もし どうしても 自宅を開放できないというのなら アジア系のレストランや 
個室のあるレストランを予約しよう。 教会の会議室を レンタルするのもありだ。 
使用料は 無料といわれても 多少の寄付(ドネーション)をするようにする。
有料だといわれたら そこは気持ちよく お支払いしよう。
学校関係の集まりであれば 現地校のランチルームを貸してもらえることもある。
 
 
 
10人や20人という単位で会合をする時、
「とりあえず カフェに行きましょう」、というのは
日本だけで通用する習慣だということを 知っておいてほしい。
 
 
 
日本人が思っている以上に アメリカでは異様に見えるし
そこで 「アメリカ人がどう思おうと関係ない」という態度は
あまり褒められたものではないという常識に 気づいてもいいお年頃だと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
一体何のために集まるのか、それも問題。
 
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ニューヨーク駐在生活ありのまま

http://blogs.yahoo.co.jp/sabenukey

主婦ジャーナリストがホンネで綴るNY郊外の駐在生活。爆笑記事から泣ける記事まで アメリカと日本の「今」が分かります。

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