こんにちは、コウダイです。
農業やファームステイ、新たな農業ビジネスが生まれたり、有機栽培ブームが起きていたり、何かと話題の農業だと思いますが、それでもやはり年々高齢化していき、なくなってしまい耕作放棄地になる場所も沢山あります。
例えば、80歳でも元気に畑に出ている人が多い地域でも、後10年後、20年後はどのようになってしまっているのでしょうか?食品表示偽装が相次ぎ安全も脅かされ、TPPの問題もあり、廃棄される食品を減らし効率アップを図る為、食品の賞味期限の引き伸ばしが予定されていたり、2014年にもなるというのに、なんだかまた世の中、10年以上前の世界に逆戻りしているような気もします。
景気が良くなる事が、バブル時代のように金欲や物欲に溺れる事であり、権力やお金を持つ人達の力に屈服する事であれば、再び社会にひずみが生じて、大きなトラブルが起きる事は目に見えている事ではないかと思います。
これから10年、20年のスパンで考えると、自分で食べる分だけでも自給自足できるスキルを身につけておくのは、案外重要な事なのではないかと思います。
日本での本格農業体験は、2011年の津軽田植えボランティアから始めて、4回目。年末が大忙しな仕事といえば、おせち料理に欠かせない縁起物である『レンコン』さんですね。2013年末も微力ながら、実家が持っている蓮根畑のレンコン堀りに微力ながら、参戦させて頂きました。
▼愛西市は、レンコンの出荷量第3位
蓮根といえば、茨城のイメージがあると思いますが、1位が茨城の土浦市、2位が徳島の鳴門市、3位が愛西市というわけで、蓮根生産の有名地というわけで、あたり一面は蓮根収穫で大忙しです。特に年末のかき入れ時には、県外からの人も愛西市に買いに来るという熱狂ぶりで、その蓮根需要に驚かされます。
7月、8月にハスの花が一面に広がり、9月に入り枯れ始めてきたら、蓮根収穫のシーズンに入ります。しかし、地中に埋まっている根菜という特性を持つ為、すぐに収穫をする必要はなく、その需要に合わせて、結果として年末に多く出回る事になります。
暑い夏に、汗だくになりながら収穫をするよりも楽ですが、真冬の雪がちらつく日ですら、時間は待ってくれません。良い天気になる事を祈りながら、毎日蓮根堀と出荷作業に追われます。
完全防備で、暖かい格好をしていっても、あっという間に肉体労働で体が暖まります。
▼蓮根は桑で掘る
茨城や新潟の地域では、水で吸い出す方法をとっており、腰まである長靴のような服で突入して凍えるイメージですが、愛西ではユンボで上の土を掻き、クワでひとつずつ掘っていきます。
勢いよくクワで掘り続けると、大事な蓮根に傷をつけてしまうので、少しずつ新調にかつ効率よく進んでいかなければなりません。蓮根というだけあって、ハスの根っこです。クネクネと張り巡らされ、親蓮根、子蓮根、節が自由自在に泥の中に突き進みます。
出ている芽の方向を見て、蓮根の親分がいる場所をGuess(推測)して、蓮根に沿って、そっと掘り続けます。
大きな蓮根が綺麗にとれた時の感動はひとしおですね。
▼ザリガニさん、続出
土の中に足を踏み入れて、自然の冷たい風を肌に感じ、目の前に広がる冬野菜の畑や緑は、都会の生活を全く異なる環境です。空気も澄んでいて、とても気持ち良く、アスファルトではなく土を踏みしめる感覚がとても懐かしく、嬉しく感じます。
きっとジョギングよりも、山を走る、トレイルランニングが楽しいのも、この土の道を走る事ができるからですよね。
今回のレンコン収穫お手伝いは2回目。少しずつ慣れてきたといってもやはりプロには到底かなわなく、お義父さんはどんどん前に進んでいってしまいます。
私もせっせと掘っているのですが、レンコン堀りをしていると、時々出てくる赤いザリガニさんが登場。都会生活者には珍しく、そして懐かしい気持ちが溢れます。レンコンを食べてしまう害虫の一種のようですが、冬場で冬眠している最中のサリガニを文字通り、『堀り起こして』しまって、恐縮です。
▼農業とヨガの関係性
昔、オーストラリアで農業の仕事をしていた頃に、本格的にヨガを始めるようになり、仕事帰りの毎週水曜に近くのコミュニティホールで行われている、ヨガレッスンに参加をしていた事がありました。その頃、ファームステイやセカンドワーキングホリデーを取る為に、農業を仕方なくやってきたワーキングホリデーの子達が世界中から集まっており、慣れない農作業に腰を痛める人が続出しており、毎日体が痛いとぼやいていたのを思い出します。
中には、世界遺産のすぐそばの自然環境で、ファームの仕事をする人もいるのに、体に支障が出来てしまったら、せっかくの大自然を楽しむ事ができません。
そこで、オーストラリアだけでなくとも、これから農業や海外ファームステイに行かれる方に是非挑戦してほしいのが、仕事の後の全身のストレッチや簡単なヨガ。また、ファームで腰をかがめるときに、しっかりと腰をまるめるのでなくしっかりと体の中心を残して、腹筋に力をいれながら、前に体を倒します。
いつも、使っていない部分に負担をかけ続けるのではなく、負担を分散させて、体の内側から支えるようにすれば、体幹が強くなり、ちょっとした事ではブレナイ体作りができるようになります。
また、ファームステイ等で閉鎖された地域では、バックパッカーホステルや滞在先にずっといるのではなく、外の人たち、地元の人達と交流する事が大切です。ヨガに通って、地元の人達と仲良くなれば、小さな町であれば、ふとした場面ですれ違うかもしれません。知っている人がいるのは、とても安心で、居心地がもっと良くなるハズですよ。
夏は上野にある不忍池もびっくりの、目線の高さまでそびえる綺麗なハスの花で囲まれる愛西市。こんな、蓮の花を葉を目の前に、ヨガができたらなんて気持ち良いのではないかと思いませんか?
農業やヨガに限らず、地域のコミュニティに参加する事はとても重要な事です。特に、初めて生活を始める新しい海外留学先であれば、そこには知らない事ばかりです。
英語に一抹の不安があるかもしれませんが、ヨガ等であれば、言葉をそこまで理解できなくても、参加する事ができます。是非、留学先、新しい土地では、英語の勉強がてらに、ヨガスタジオへ言ってみたり、地域の農業ボランティアやコミュニティガーデンを訪ねたり、ボランティアに参加したりしてみてください。
■農業やオーガニック、マクロビオティック等、新しい農業の形の海外ファームステイもご案内しております。これからは、インターナショナルな農家(ファーマー)さんを目指しましょう!
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