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カンチョーの洗礼

 
 
 
 
ある日、小学校1年生の息子が  泣きながら帰ってきました。
 
 
 
アメリカから帰国した当初は 
慣れない日本の学校生活と 日本語に苦労していたけど  それも やっと落ち着き、 
仲の良いお友達ができて 放課後 一緒に遊んだりするようになっていた頃のことでした。
 
 
 
同じクラスで仲良くなったA君が 帰り道に いきなり・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カンチョー  をしてきたというのです。
 
 
 
 
 
 
アメリカ育ちの息子は 肛門を指で突き刺すなんていう下品な遊びを 
見たことも 聞いたことも そして もちろん されたこともありませんでした。
 
 
 
 
驚きと ショックと 悔しさと 
仲良しだと思っていたA君の 予想外の行動に大混乱し、
息子は 涙を流しながら 帰宅したというわけです。
 
 
 
たかだか6歳のA君が 当たり前のように カンチョーをしたということは、
まだ この国では こんな下品な“遊び”が 受け継がれているのかと思うと 憂鬱になりました。
親や 周りの大人で 子供たちに こういうセクハラ行為をする人間がいるということですよね。
 
 
 
 
 
実は カンチョー騒ぎは NYでも 度々ありました。
 
 
 
 
 
日本人の小学生ぐらいの男の子は ちょっと仲良くなりかけると なぜか カンチョーとか 
もっとダイレクトに 股間を触るとか 変なボディ・コンタクトを 取りたがるようです。
 
 
 
私たちがNYにいた時も 日本から転入してきた男の子が アメリカ人のクラスメートや 
アメリカ生活が長い 日本人の男の子にカンチョーをして 大騒ぎになったことがありました。
日本では 子供の無邪気な遊びと思っている人が多いかもしれませんが アメリカでは立派なセクハラです。しかも 男の子が 男の子の陰部を触ってくるなんて セクハラとしての重症度は 異性間よりも 深刻だと とらえられます。
 
 
 
その時も 現地校の校長先生まで巻き込んで 大変な騒ぎになったのですが 
驚いたのは カンチョー騒ぎを起こした男の子のお母さんたちの反応です。 
誰もが 「 このくらいのことで 」「 単なる悪ふざけでしょ 」「 じゃれ合っているだけ 」と 
息子の行為の 重大さに気づこうとしないのです。
 
 
なかには 親の目の前で カンチョーしようと 友達を追いかけまわしている男の子もいたのですが、
その母親は 「 仲良しのお友達ができてよかったわぁ 」と うっとり見ているのです。
 
 
 
 
いやいや。
相手は 笑っているような顔をしているけど 嫌がって逃げているんだから 止めようよ!
 
 
 
 
日本人は 他人のことも 自分のことのように思いやることのできる 優しい民族だと思いますが 
裏を返すと どうも 他人と自分の境界があいまいで、 他人の持つテリトリーを 尊重しません。
つまり 平たく言うと 他人の体やモノに 平気で触る人が多い。
 
 
 
 
アメリカ人は 荷物を持ってあげようか?という時も 必ず
“Do you need help?” ”  Do you want me to hold that?” とか
相手に まず 尋ねます。
 
 
 
そして 相手が yes と答えて初めて 相手の体や持ち物に 手を触れます。
 
 
 
しかし 日本人は 
持つよ!と言った時には もう カバンを奪っているし
何かついていますよ~。と声をかけてくださった時には 
もう胸元についた糸くずをとって 捨てて下さっていたりします。
 
 
 
息子が転入した時も クラスメートたちは 息子を助けてあげようと とても親切に接してくれました。
 
 
 
登校してくると もみくちゃにされ、 教室はあっちだよ、と 手をひっぱられ、
机につくと ランドセルと奪い取られ 勝手に 中を開けて 
連絡帳を先生の机に持って行ってくれる子、 必要な教科書を机の中に入れてくれる子、
椅子を引いて 息子を座らせてくれる子、そんな みんなを 仕切る子・・・・。
 
 
お気持ちは嬉しいのですが 息子にとっては よく知らない子たちが 大勢で駆け寄ってきて 
もみくちゃにされ、体をベタベタ触られたり 自分の持ち物を勝手に動かされるのが 
たまらなく 怖かったようです。
 
 
 
そんなことでも 結構なストレスがたまっていたというのに 
今度は 仲良しと思っていた 割とおとなしい性格のはずのA君から カンチョーの洗礼。 
彼にとっては とどめの一発だったようです。
 
 
 
 
その日は すぐに学校に連絡し 事の経緯と カンチョーのような他人の陰部を触るような遊びは 
ふさわしくないことを 指導してもらいたいと 担任の先生にお願いしました。
 
 
 
翌日 A君は先生と話をして 息子に謝ってくれたようですが
本人も その親御さんも どうやら大した事をしたとは思っていらっしゃらないようです。
 
 
でも とりあえず うちの息子には そういう事をするのはやめてくれたので よかった。
 
 
 
 
 
日本全国の親御さんに 申し上げたいです。
 
 
 
 
親が子供に カンチョー遊びという名の セクハラをするのはやめましょう。
相手が嫌がる行為は “遊び”ではない事も 教えましょう。
 
 
 
お子さんが そのような遊びをしているところを見たら すぐに 注意しましょう。
子供がするのに ふさわしい行為ではありません。 
他人の大事なところを触るのは 冗談でも 絶対にやってはいけないことだと はっきり教えましょう。
 
 
 
万一 お子さんが 被害者になられた場合。
嫌な気持ちを 笑ってごまかして逃げまどったり やり返したりするのではなく、
大きな声で 「 やめて! 」「 そんなことしないで! 」と 不快感を伝えましょう。
相手がいう事をきかない時は すぐに逃げて 近くの大人に助けを求めましょう。
 
 
 
 
他人の肛門に 指を突き立てるなんてことを 
絶対に してはいけません。
 
 
 
 
 
みんなで力を合わせて カンチョーやスカートめくりといった
子供たちの間に蔓延する セクハラ行為を根絶しましょう。
 
 
 
 
 
 
(情けなくて 涙出てくるワ・・・)
 
 
 
 
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