ディジョン日本語補習校のクリスマス会は毎年行われ、年々盛大になっている。
大きなホールを借りて、補習校関係者だけではなく、ブルゴーニュ近辺に住む日本人、その家族なども招待する。
子供達は、日頃補習校で勉強している日本語の成果を披露する日。
司会は誰かのお父さん、お母さん。
実は一度、私達夫婦もやったことがある。私が日本語。夫がフランス語担当。
出し物は生徒達による日本語での劇、歌は例えば劇”大きなかぶ“。”おおかみと七匹の子ヤギ“。
“ブレーメンの音楽隊”をした時には、パパたちは泥棒役として出演した。
みみは、フランス人のお客さんのために日本語、フランス語両方のナレーターをした。
半被を着た男の子たちとお母さんたちによる“ソーラン節”。
女の子たちはお母さんたちの手作りの衣装を着てピンクレディの“カルメン‘77”“ペッパー警部”を歌って踊った。(ここでもピンクレディが活躍!)
ピンクレディ世代のお母さん達や、フランス在住暦の長い方たちも懐かしい歌に感激し、口ずさんだ。
セットも毎回凝っていてアイデアも盛りだくさん!
クリスマス会が近づくと、毎週水曜日の練習だけでは足らずに、土曜日に誰かの家ですることもある。
そんな土曜日の練習のために夫の車でディジョンに出かけた時のこと・・・。
練習の会場”Yさん宅”へ!
私は車できている今回、何かアンティークのものでも購入したい!と思い、Yさん宅の周りにいっぱいあるアンティークショップへ夫と!
しかし、、、夫は・・・お金を使うことが嫌い・・・。
一緒に入ったアンティークショップで
「うわー、たっけー!(高い)」を連呼・・・。
テンションが下がった私は・・・
「後で待ち合わせしよう・・・どこか好きな店見ておいで・・・。」
と。
色々ひとりで見てみたけれど、やっぱり高いものだし、そんなにすぐ購入!!なんて無理・・・。
残念だけど何も買えなかった・・。
さあ、、、仕方ない・・・そろそろ夫に電話しよう・・・。
歩きながら電話していたらメリーゴーランドのある広場へ辿り着いた。
そこで・・・思い出した。
昔、観光客として夫と2人でここに来て、、、マリアージュフレールの紅茶を売っているカフェに入ったのだった・・・。
あれは・・・何年前?
ああ・・・丁度10年前・・・。
「今どこ?」
と聞いたら、丁度同じ場所にいるらしかった。
後ろを向いたら夫がいた。
彼はあの時、ここディジョンで
”この街から1時間TGVに乘るとブザンソンという街がある”と私に説明した。
あの頃には想像できなかった10年後の私達だった。
(来週最終回!もうすぐ終わります!)