• 海外赴任時の車の売却はJCM

お気に入り一覧 お気に入り登録 お気に入り解除

ランドセルを廃止せよ!

 
 
 
ハロウィンにつき お休みしていましたが 実はまだまだあった このシリーズ。
廃止したい日本の学校習慣、その(4)。(これまでの記事は こちら
 
 
 
 
今すぐにでも やめてほしい 無駄な習慣、
それは ずばり 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ランドセル。
 
 
 
 
 
 
 
はい。 すみません。
かわいいですよね。 思い出が詰まっていますよね。
小学生のご入学 必須アイテムですよね。
 
 
私だって 二人の子供に買いました。
昔の 男=黒、女=赤と違い、 今は 色のバリエーションも増え 
ワクワクしながら 子供たちと 好きな色を選んだりしましたよ。 えぇ。
 
 
 
しかし 実際に 1年生である息子にランドセルを背負わせた時、
これは カバンとしてダメだと はっきり思いましたね。
 
 
 
 
 
だって 何と言っても 重すぎます。
 
 
 
最近は 軽量だの、新素材だのと言われていますが それでも正味約900グラム、
中身を詰めれば余裕で1、5キロ以上はあるという 
子供にとっては とんでもない重さのカバンです。
 
 
息子が日本の小学校に通い始めた今年の夏、
真新しいランドセルに 親子でウキウキしていたのは事実です。
しかし 実際に 教科書や文房具を入れて 通学を始めると その重いこと・・・。
 
 
金曜日には 体操袋や 給食袋に 上履きも加わり 
息子は ちんどん屋のような恰好で ヘトヘトになって 帰ってきます。
そこに 夏の暑さが加わった日には ランドセルを背負った背中が 汗でベトベトになり 悲惨な状態に。 
小柄な息子の肩に ランドセルの背負うストラップが食い込み 
内出血になって 赤いアザが浮き出ているのを見た時には、
このかばんは 拷問グッズでしかないと 思いました。
 
 
 
ちなみに アメリカでも80年代ごろは 
子供たちは 横長の 固い通学用バッグを背負っていました。
しかし 所詮ビニール素材だったので そんなに重くはなかったです。
 
 
現代の アメリカの子供たちは 通学にリュックサックを使います。
小学校では 教科書は学校に据え置きなので 中身はプリント類程度と ほとんどカラです。
それでも大げさに キャスター付小型スーツケースのようなリュックで通学する子もいます。 
車で送り迎えされるので カバンを持つのは 駐車場から教室までなのに・・・。
 
 
 
リュックであれば 雨にも強いし 背負う部分にクッション素材が入っていて 肩にもやさしい。
それに 重さは せいぜい200グラム程度と ランドセルの5分の1の軽さです。
 
 
息子が 内出血しながら ランドセルの重みに苦しんでいるのを見て 
私は アメリカで 彼が通学に使っていた リュックで行くことを提案しました。
 
ところが 息子は そのアイデアに惹かれながらも 
実際に リュックで学校に行くことは ひどく嫌がりました。
 
 
 
「 みんなと違うカバンだと お友達に 何を言われるかわからない 」
 
 
 
息子なりに 人と違う行動をとると 目ざとく見つけて指摘してくる 
日本人の性質を すでに理解していたようです。
 
 
 
 
誰が一体 小学生の鞄はランドセルと決めたのでしょう?
 
 
 
 
どうやら名門私立学校が 制服と一緒に ランドセルタイプのかばんを支給したのを受けて 
昭和30年ごろから 徐々に全国の公立学校でも ランドセルが小学校のかばんとして
広まっていったようです。 昔は 本革だったので もっと重かったんでしょうね。
 
 
 
かく言う私も 昭和50年代、学校から支給されたランドセルを背負って 通学していました。
低学年の頃は その重さに 苦しんでいたのを 覚えています。
おまけに 制服に合わせて黒だったので 自宅近くに来ると 近所の公立小学校に通う子供たちに 
「 おまえは黒のランドセルだから男だ 」と いじめられて 毎日 憂鬱でした。
 
 
 
 
ある日 わたしが まだ 小学校1年生の時のことです。
 
 
当時は 土曜日も半日 授業があったのですが 
時間割の変更で 持っていく教科書が 一つもありませんでした。 持ち物は連絡帳一冊だけ。 
たった一冊のノートのために 重いランドセルを背負っていかせるのはバカバカしいと思ったうちの親は、
 
「 明日はノート一冊なんだから 手提げかばんだけでいいんじゃない? 」と提案しました。
私も その方が身軽だしいいアイデアだと 喜んで 手提げひとつで学校に行きました。
 
 
ところが 学校につくと クラス全員がランドセル持参。
手提げ一つでやってきた私は 級友たちから やり玉にあげられました。
 
「 ランドセル入れに ランドセルがないから お前は欠席だ! 」
「 学校に手提げだけで来るなんて 遊びじゃないんだぞ 」
 
鬼の首をとったように 男の子たちが糾弾します。
 
 
 
思わず 半泣きになりながら「お母さんが手提げでもいいと言った」と言い訳すると
担任の教師まで出てきて 「お前は 先生のいう事より 母親のいう事をきくのか!」と、
今考えれば なぜ そこまで責められないといけないのかというぐらい 
教室は 大騒ぎになったのでした。
 
 
 
息子の クラスメイトに何を言われるかわからないという恐怖も よくわかります。
 
 
 
結局 息子の肩の内出血がよくなるまで わたしは 学校までランドセルを持って行ってやりました。
 
 
 
そして 通学路を歩きながら 子供たちを つくづく眺めました。
 
 
 
いかに1年生にとって ランドセルが大きくて 重いか、
そして 6年生とっては 小さくて 背負うのが窮屈かという実態を。
 
 
 
昨今の 小学生の成長は 目をみはるばかりです。
入学時に100センチ程度だった子が 160センチぐらいに成長することもあるのです。
女の子たちは 胸も膨らんできていて 体格もよく 6年前に買ったランドセルは 
ほとんど 背中に張り付いた サイコロのように なってしまっています。
 
 
 
なぜ 成長著しいこの時期に 6年間も同じカバンを使い続けないといけないのか。
 
 
 
ところが ランドセル業界とやらは 6年間使い続けるものだから 丈夫でいいものをと
法外な値段で この非実用的なカバンを販売します。
 
 
 
最近は合成皮革のものが主流で 値段もお手頃になってきたとはいえ 2~3万円ぐらいはします。 
なかには おじいちゃんおばあちゃんのポケットを当てにしているのか、
16万円という高級品もあり びっくりしました。 小学生にエルメスかい!?
 
 
 
その点 最近は リュックのデザインも都会的で 
子供用のものも豊富に販売されています。 値段も 数千円程度で 雨にも強い。
 
 
 
だいたい 幼稚園の年長で選んだ色を 子供が6年間、好きであり続けるという可能性は低そうだし 
適当なリュックを 数年ごとに買い替えるのが 親にとっても 子供にとっても 
もっとも妥当なんじゃないかと思うのですが いかがでしょう?
 
 
 
 
それでも 小学校の思い出が たくさん つまったランドセル。
卒業と同時に使わなくなりますが 捨てるのはもったいないということで 
発展途上国の子供たちに 贈呈しようというボランティア活動が 始まっているようです。
 
 
 
しかし ノートや鉛筆 それに教科書など 勉強するための基本的な道具に事欠くような国に、
けっこうな値段を払ったから 捨てたくないという理由で 
ランドセルのような 重くて使い勝手の悪いものを送りつけるなんて もってのほかではありませんか!
 
 
 
ランドセルに 数万円も払う余裕があるならば リュックを買って 
その差額で学用品を買い それを途上国に送ってあげた方が どちらの国の子供たちも喜ぶと 
わたしは 思うのです。
 
 
 
 
 
 
 
ランドセル神話から目を覚まそう
 
↓↓↓↓
 
 

続きを読む

ブログ紹介

ニューヨーク駐在生活ありのまま

http://blogs.yahoo.co.jp/sabenukey

主婦ジャーナリストがホンネで綴るNY郊外の駐在生活。爆笑記事から泣ける記事まで アメリカと日本の「今」が分かります。

このブログの最新記事

これで漏れ無し!海外赴任前の準備方法

チャートとチェックリストを使って、
海外赴任前の準備項目を確認しながら情報を収集して準備に備えましょう!

海外赴任準備チェックリストを確認する

書籍版のご案内

海外赴任ガイド 到着から帰国まで

書籍版「海外赴任ガイド」は各種ノウハウや一目で分かりやすい「海外赴任準備チャート」などをコンパクトな一冊にまとめております。海外赴任への不安解消に繋がる道しるべとしてご活用ください。

書籍版の詳細

プログライターの方

海外赴任ブログを登録する

あなたのブログを登録してみましょう!

プログライターの方

海外赴任ガイドのSNS

Twitter アカウントをみる

たいせつにしますプライバシー 10520045