今月の末が、主人お誕生日。
50歳になります。
前にも言いましたが、
国務省は50歳でリタイアできると言う事で
入省当初から、
「50でリタイア!」が彼のキャンペーン・タイトルでした。
ある、台湾人の奥さんに、
「あんたは、それでいいのか?」と聞かれたことがあります。
彼女いわく、50でリタイアでは早すぎるだろう?
ってことなんでしょうけど、、、。
まあ、彼女は旦那さんのお母様に、
「あんたが、この暮らしができるのも、うちの息子のお陰なんだからね!」
と、釘を刺されるくらい、ハイ・ライフの大好きな方でしたので
そう思うのも無理はないかもしれません。笑
とかく、外交官と言う肩書きにおいて、得することは沢山ありますが、
実は損する事も沢山あるのです。
その代表的なことが、子供の生活。
考えても見てくださいな。
うちの子も含め、外交官の子供として海外で暮らす子供の
故郷って何処よ?ってなりますよね。
特に、うちみたいな、ハーフちゃんは、自分が何人?
って所からスタートです。
それも大変ですが、
もっと大変なのは、学校~!
3年に一回、同じシステムといえども、学校が変わるわけです。
住むところが変わるだけでなく、学校がそれに伴い変わるんです。
インターナショナルスクールは
もともと外交官の子の為にできた学校といえども、
地元の(お金持ちの)子供もいれば、駐在家庭の子供もいます。
皆それぞれに、色んなアイデンティティーを持っています。
そして、それぞれのインターによって
かなり違うことはご想像できる事と思います。
うちはこの事を早めに察し、
主人のキャリアより、子供達の生活を重要視しました。
なので、
赴任地に僻地は全くありませんでした。
多くの外交官家庭は行きたくない僻地へも
ご主人のキャリアのため行かなければならない時もあります。
うちは、主人の「キャンペーン」が幸いし、
家族で、「美味しい」赴任地ばかりめぐっていました。
通常、子供を持つ家庭は、
インターナショナルスクールのある地域へ赴任するのが普通ですが、
赴任地によって、、、
インターがないところ、
危なくって子供を連れて行けないところ、
インターがあることはあるけど、ものすごく小さいところ、、、。
と色々。
大事な子供の教育のことを考えると、
学校の事。犠牲にするには、ちょっと重要すぎる問題のように思います。
実際に、聞く話では、両親共に働いていて、
英語の話せない(上手くない)外国人のナニーに育てられた子の
スピーチプロブレムの問題やら、新しい学校になじめず、
情緒不安定になるティーンの話しや、悪い友達とつるんでしまって
ドラッグで学校をクビになる子や、、、。
そんな、問題を抱える家庭も無きにしも非ず。
子供にとっても、この3年に一回の変化は大きな負担なんでしょう。
子供の時代どう過ごすかで、
子供のキャラクターは決まると思いますので、
私には、この手の問題は軽視できない問題でした。
運良く、うちは比較的良い学校を選べましたので
大変満足しています。と言うより、
その事だけですべてをチャラにできるくらい、満足かな?笑
私が一番良かったと思っているのは、
メルボルンの有名私立校へ子供を通わせられた事です。
この学校は、大変歴史が古く、自由な校風の学校で
うちの子供たちは、外交官の肩書きなしでは、
たぶんは入れなかったかもしれません。(親は庶民ですので)
そこで学んだ事は、
今でも、子供達のキャラクターの一部となって
残っているのを感じられます。
公立学校しか知らない私が、私学の強みを思い知らされたのも
この学校へ子供を通わせたからです。
私のインターのイメージは、それこそ多様すぎてまとまりがなく、
私学と言うより、公立校に毛が生えたもの(失礼w)と言う感じでした。
しかし、私立はその学校のカラーみたいなものが前面に出てきて
本当に良くまとまっています。先生も生徒も一つになっています。
そしてその中で、学校の一員として頑張る事、、、。
その感覚は是非、子供の時に味わっておくものだと思いました。
きっと大人になってから、役に立つでしょう。
娘など、ハリー・ポッターの映画を見るたび、
メルでの学園生活を思い出すようですよ~!笑
これはインターではなかなか味わえない事。
とかく、無国籍、無国境的になりやすい立場の子供達には
大切な勉強だったと思っています。
何人?、、、ここも、うちの子供みたいなハーフちゃんには、重要な事。
私は常々、何人?と考える時、何語で話す?っていうのをセットで考えます。
とかく、外交官の子供は何ヶ国語も、、、ってなる子供が多そうですが、
実際には、先に言いましたように、言語に問題のある子も少なくはないのです。
私が思うに、
インターで英語、うちで母語が一番シンプルでいいと思っています。
この場合、うちのように徹底して遂行するととが前提ですが
この方法ですと、中学までにはバイリンガルに自然になっています。
もちろん、小さい時から母語の基本を母が教えるのは当たり前で、
それなしには、母語を流暢に話せるようにはなりません。
日本赴任になったため日本の学校で日本語強化。
次の赴任地でインターにまた戻す。。。
これも一つの手なんでしょうけど、私はしませんでした。
日本赴任時に私も迷いましたが、
インターに通わせながら、日本の小学校へ体験をした時に
なんとなく、そうすることは、あまり良くないだろうと察しました。
問題はアイデンティティー。
その子供にもよるでしょうけど、日本人であるというアイデンティティーが
小学生のうちに強く根付いてしまう事は、逆を考えると
思春期のその子のアイデンティティーに、強く影響すると思われたからです。
同じところにずーっと住むのならまだしも、
海外を転々とインターですから、強い日本人意識より
「ほにゃらら人」 でいるほうが子供は楽なんです。笑
子供も高校生くらいになってくると、自分自身のアイデンティティーは
確立されるんでしょうけど、その途中経過で、
強く日本人である事を意識させる必要が何処にあるんだろうか?
と、わざわざ、日本の学校へ通わせる人を見ては、良く考えました。
言語の問題もでてくることもある、現地校への編入。
私たちのような「ずーっと海外転勤族」には、
あまりいいやり方のようには思いませんでした。
やっぱり、基本の言語は重要です。全体の成績に関わってきます。
この子らの場合、やっぱり英語だろうと思ったのです。
オーストラリアの私学でそれに気づき、
その後は、バイリンガルにこだわりを持たず、
英語がキミらの勉強する言語よ~~~!で来ていますが、
今も日英両方とも問題はありません。
漫画も小説も読めています。
本人がもう少し勉強したければ、そうすることで
同じ年齢レベルの日本語力にすぐあがると思います。
英語の怪しかった息子も、英語の成績はPAPでB+。
徐々に上がってきました。
娘は、いつの間にか文系?って位、言語が得意になりました。
あれだけ子供の言語の事で心配しましたが、
要は小さい時に混乱させるような事を、できるだけ控えるだけ。
環境が整わない状態ですので、何でも、押したり引いたりするべきなんです。
親の都合(見栄とも言える?)で押さないことなんですね。
言語の事に関して、まっちゃらの素人ですが、
子供を育てて思ったことです。
余計な負担をかけず育てられた事は、本当にラッキーでした。
この環境では、ハードルの高い事なのですが、
それも何事もなくここまでこれた事に感謝しています。
おお、言い忘れてはいけない!
今までの学費、どうもありがとうございました。
米国国務省様~!笑
子供達も、いつかこの国のために恩返しをすると思います!
(どんな形でかは定かではないが。。。)








