休みが終って、後半の演奏がはじまった。
私の目の前で指揮するマエストロ。
そして、それよりももっと手前の・・・私の2列前に座る小澤さんのお兄様ご夫婦。
・・・ん???
小澤さんのお兄様ご夫妻ということはもしかして・・・この型は♪らぶりーらぶりーこんなステキなDAYS~♪・・・のオザケンのご両親???(後で聞いたら、本当にそうだった)うわあ!!!
そんなことも思いながら・・・演奏は後半へ・・・。
迫力を増していく指揮。
終った!!!
「ブラボー!!!!」
大勢の観客から声がかかる!!
会場の大拍手!!!
スタンディングオーベイションの中、花束を持ったみみを連れて前へと早足の私。
1列目に辿り着いた。
うわ!1列目、日本人多い!!花束持っている人、小澤さんのCD持っている人・・・。
知らない人だけど・・・。
(私)「今?行く???!!」(結構すごい迫力で!)
(日本人数名)「はいっ!!!」
みんな花束を渡した。
CDにサインをしてもらっていた。
そして、その後ろから最後に小澤さんの目の前に現れた”みみ”。
小澤さんは、みみを見てハッとした顔をなさり、おっしゃった。
「おっ!!着物着てきたなっ!!」
着物を着た7歳の日本人の女の子が最後に渡した花束とブザンソン在住日本人からの寄せ書き!
そのシーンを感動して見てくれた方も多かったよう。
歩いている時も”なんて可愛い!””見て!!”なんて聞こえてきた。
終わってから、「あれはよかった。いい演出だった。」と観客だった知り合いから言われた。
そして、大拍手の中、私達の書いた寄せ書きの入った封筒を大きくかかげた世界の小澤!!!
そう。その後・・・!
私達、楽屋にお邪魔させていただいた!!!
「ブザンソンとディジョン在住の日本人の方々です。」と紹介をされて・・・。
まず、みみに声をかけてくださった小澤征爾さん。
ブザンンソンの国際指揮者コンクールで昔優勝された世界の小澤さんと、ブザンソン初の日本人(日日)小学生のみみ。
「フランス語の学校に行っているのか?何年生なの?!」
緊張するみみ・・・。
その後、みんなときさくに話してくださっている間もずっとみみをなでなでしてくれていた小澤征爾さん。
本当にありがとうございました!!!
ブザンソンに来てくださって!!!
私、この日のことは一生忘れません。