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芸能人虐待報道の本当の問題点

 
 
 
先週発売の週刊文春に 芸能人夫婦の子供による虐待告発記事が載った。
 
現在15歳の息子が 両親から ひどい虐待を受けていたと自ら
 
週刊誌の記者に語ったのだ。
 
ママにはハイヒールで殴られ 血だらけになり 
 
パパには 日本刀で 殺すぞと脅されました。 と いった内容。
 
ものごころついた頃から 母親には 殴られたり 風呂に沈められたりし、
 
両親が 離婚してからは 父親の方に引き取られ、
 
今度は 父親から殴る、蹴るの 虐待を 受けていたという。
 
 
 
その芸能人元夫婦とは 元光GENJIの大沢樹生と 喜多嶋舞。
 
 
 
 
 
二人は96年に 喜多嶋舞が妊娠したことをきっかけに
 
「できちゃった婚」をしたが 2005年には離婚。
 
離婚後は 大沢樹生が シングルファーザーとして息子を引き取り
 
育てていたが その大沢は 2008年に一般女性と再婚。
 
再婚した女性とは不妊治療に挑み 2012年、やっと妊娠した赤ちゃんを
 
死産で失う。
 
 
 
一方の喜多嶋舞も 離婚後しばらくして 再婚。
 
2007年には 再婚相手との間に 女の子を産んでいる。
 
 
 
週刊誌に掲載された虐待報道は 大きな衝撃だったが
 
二人の現在の芸能人としてのネームバリューがイマイチ低いのと、
 
お互い 現在は 別々の家庭を持っていること、
 
虐待を告発した肝心の長男が すでに15歳と 「非力な子ども」というには
 
成長しすぎている点や
 
本人が 夜遊びや外泊などを繰り返しており 大沢が手を焼いてきたことなどから
 
「こんな子の親も大変だね~」という結論で 締めくくられようとしている。
 
 
 
 
 
しかし わたしはこの記事に 別の意味で 大きなショックを受けた。
 
ここには 日本社会が抱える大きな問題点が いくつも含まれているからだ。
 
 
 
 
 
 
 
振り返れば 喜多嶋舞は 日本における文化史を大きく変えた
 
張本人だと 私の中では 記憶している。
 
 
 
 
芸能人として はじめて 女性の側から 結婚前の妊娠を 公表したからだ。
 
元人気アイドルグループのリーダーとの結婚という点でも
 
世間の驚きはあったが
 
その当時ですでに 「妊娠3か月」。
 
まだ まだ 「できちゃった結婚」なんて言葉はない時代だったし
 
結婚前に 妊娠していることは 世間に隠さなければならない
 
「みっともない事」という意識が あったと思う。
 
結婚の記者会見は 喜多嶋舞だけで 立ったままの囲み取材だった
 
と記憶しているが ワイドショーのおばさんリポーターたちが
 
やや非難がましく 「あなた それで 妊娠もしているんですって?!」と
 
彼女にぐいぐい マイクを突き付けていた。
 
 
 
ところが アメリカ育ちのバイリンギャルで 帰国子女の喜多嶋舞は
 
いともあっさりと
 
 
 「 だって おめでたいことですから!」 と言ってのけたのである。
 
 
 
な~るほど、確かに。
 
 
 
 
 
結婚して 赤ちゃんができれば 「 おめでとう 」なのに
 
当時の日本では 結婚前に妊娠している女性に 「 おめでとう 」とか
 
「 おめでたい 」という人は 皆無だった。
 
そんな日本のヘンな常識に 真っ向から挑んだ この発言。
 
「 私は 赤ちゃんが できて うれしい 」。
 
好きな人との間に子供ができたことを喜ぶ 素直な 若い女性の気持ちを
 
実にストレートに言葉にし、おばさんリポーターたちの非難がましい目線を
 
完全に跳ね返すことに成功していた。
 
 
「 誰がなんて言おうと 私は幸せ!」
 
そんなオーラに 彼女は 包まれていた。
 
そして その場にいなかった相手の大沢樹生については
 
「大変な人を 好きになっちゃったなぁと思いますけど がんばります」と
 
これまた 素直にコメントしていたのが 印象に残っている。
 
 
 
 
わたしは まさに この瞬間から できちゃった結婚=おめでた婚の
 
時代への転換期が 始まったと思う。
 
もちろん できちゃった婚については 現在も賛否両論あろうかと思うが
 
今や 結婚前に妊娠していることは そんなにみっともない事でもないし
 
よくある結婚のスタイルの一つにまで 数えられるようになった。
 
結婚式で 親戚や友人に必死に隠す必要もなくなっただろうし
 
それどころか 少子化であり 不妊に悩む夫婦も多いと言われる昨今では
 
むしろ 「もう子供もできているなんて ダブルのおめでた!」と
 
親の中には もろ手を挙げて喜んでしまう人もいるぐらいである。
 
 
彼女の発言をきっかけに 世間はやっと 結婚前の妊娠であっても
 
命が誕生するということは 喜ばしいことに違いないという
 
当たり前の事実に 目を向けるようになったといっても
 
過言ではないと思う。
 
 
 
世間が何と言おうと 本人が喜ぶ妊娠であれば 
 
周りも祝うべきだという きわめて真っ当なルールができたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
しかし アメリカ育ちらしく 堂々と 子供を授かった喜びを語っていた
 
あの 喜多嶋舞が その後
 
こんなにも子育てに苦しみ 悩んでいた事実が 
 
表に出てこなかったのも 非常に残念だ。
 
 
 
 
実は 生まれた子には 大きな障害があり
 
生後1年までの間に 2度も大きな手術を受けていたという。
 
 
 
ジャニーズから独立した大沢樹生も 仕事がなくて苦労していた時期が
 
あったらしいし 生活や将来のことでも 若い夫婦は大きな不安を
 
抱えていたことだろう。
 
 
 
 
 
さらなる問題点については 次回に続けたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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