日本に帰って来て 一番 驚いたことのひとつ。
それは ずばり・・・
電話連絡網！
それも 夕飯の準備をしている もっとも主婦が忙しい時間帯に
頻繁に かかってくるんですよね～。
発信者は 学校の場合、担任からの連絡、ＰＴＡ関連といろいろで
子どもが２人 同じ学校に通っていると
毎日のように 電話がかかってきたり
切ったと思ったら また別の連絡だったりと
お客様コールセンターなみに 我が家の電話が鳴るので びっくりするわけです。
さらに 驚かされたのは その内容。
プリントを提出期限までに出してくれとか、
期限が過ぎたので すぐに提出してほしいとか
担任の先生が 今日 プリントを渡す予定と言っていたけど
渡し忘れたので 明日 渡しますとか、
ほとんど 子供の糸電話か！ というような 些細な内容。
こんなこと わざわざ クラス全員で 電話をかけあって
連絡し合う必要があるのでしょうか？？？
しかも アメリカでは 先生とも 直接メールで連絡を取り合えたのに
日本では クラス連絡は 連絡網だし
先生とは 連絡帳か 電話（しかも 事務員の方による呼び出し・・・）だし
これが 現代か？？と思うような ローテクなわけで・・・。
さすがに 携帯メールを使いこなす多くの主婦から
「連絡網をメール化しませんか？」という提案が 出された。
ところが ここで 「そうですね」といかないのが 日本社会。
やれ 「個人情報が・・・」とか
「責任の所在は・・・」などと ややこしい反論が相次ぎ
さらには メールの内容を もう一度 打ちなおして 次の人に伝えると
勘違いしている人までいて・・・・。
いや、メールって 電話より はるかに 便利な側面もあるんだよって
今更 つぶやいてみたりするわけで。
確かに アメリカでも 学校連絡を完全メール化するのは 難しいとぱそ
ＰＴＡの会長がボヤいていた。
でも それは 近代テクノロジーへの抵抗勢力ではなく
本当に 金持ちの家に居候しているだけのメイドの家族とか
明らかに パソコンやメールといった ツールへの アクセス手段がない人々が
いまだに 存在することの証明であって
何も たかがメアドを 「私の個人情報なんですからっ！！」と
声高に叫ぶ人々と同じ事情によるものではない。
どうして 明らかに 「便利」で「都合のよいもの」を前にすると
「不安論」が 声高に叫ばれるのだろう。
たかが クラス連絡網。
たかが 小学生を子供に持つ オバハンたち（私も含む）の メールアドレス。
そんなに 大事？
そんなに 個人情報満載？？
個人情報とか 四文字熟語を使っても
結局 「カメラで写真撮られると 魂 吸い取られるでぇ～」と言っている
太古の人々の「理屈」と 変わりないのではと思ってしまうのでした。
