ブザンソンの生活は辛いままだったけど、何か変えなければ・・・という気持ちもあった。
CLAには青山学院大学をはじめ、平均するといつも30人くらい日本人留学生もいる。
私は、こういう若い人たちに混じって久しぶりに学生気分を味わうことにした!
入る前にクラス分けのための試験があるということだったのだけど、朝8:30~ということだったから、みみを学校に送るのを同じアパルトマンのジュリエットのパパに頼んで出かけた。
集中クラスはレベル別に5クラスに分かれるということ。
夫は・・・
「初心者クラスだけは避けたいところだよな・・・。」
と言った。
「ええ?初心者?!ひどーい!!そこまでひどくないでしょー!!」
と答えたものの、心配になった私・・・。
仏文科の学生ばかりがいるのかもしれないし、本当にそうかもな・・。
私は、毎日、テストで少しでも良い点数を取れるように勉強した。
当日のテストは、なんと3時間!!こんなにずっと集中したことなんかもう何年も無い私にはものすごく辛かった。
そして、テストは結構難しく、、、周りの人はとてもデキるように見えた。
できたら教室を出ていいことになっていたのだけど、最後の最後までねばって、ため息をついて教室を出た私。
その後、面接もあり、、、なんとも・・・くたくた・・・。
しかも、私は考えたら問題からフランス語という試験を受けたことが無かった!(仏検は受けたことがあるけど、問題は日本語)
問題の意味自体がはじめは分からなくて焦った!
廊下にクラス分けの結果が貼りだされるということだったのに、、、やっぱりフランスらしく発表時間は遅れた、、、みみを学校に迎えに行く時間になった私は事務局に行き、事情を話すと
じゃ、特別に私のクラスだけ今教えようと言ってくれた。
「あなたは・・・クラス5です。」
「これは、、、初心者クラスですか・・・?」
恐る恐る聞くと、
「いえいえ、一番上のクラスですよ!」
私は思わず大きい声で
「ええ!!!??」と叫んだ。
「そんなハズありません!!!」
と言いながら、でも、もう時間が無い。学校に迎えに行かなければ・・・!
フランス語ペラペラな日本人にいつも囲まれている私(ディジョン日本語補習校なんかの時は)・・。
劣等感を味わっていたのに!
走ってCLAの外に出て、学校に向かいながら私はずっと
”ええ~?!!”と叫んでいた。
そして、夫に電話して、
「ちょっと~!!何が初心者クラスは避けたいところなの~!!一番上だよ~!!」と踊るように走りながら叫んだのだった・・・!
しかししかし、、、クラスが始まると、一番下のクラス1の人たちは、本当に何も話せないような人なんだということが分かった。
1にいる陽気なスペイン人の男の子は、あの試験の3時間のことを、、
「全く分からないから、ずーっとドラムを叩くマネしてた~!!わはは!!!」と英語で言っていた・・・・。結局”3ヶ月集中クラス”というようなものに入る人というのは、ちょっと遊び気分で(?)来るような人が多いのかもな~。
本気だったら、1年は来るのかな・・・・。
よく分かりませんが。