カナダ人ジョーク

カナダ人は、自分たちをサカナにしたジョークが好きだ。

たとえばこれ・・・・・・・

イギリス人と、アメリカ人と、カナダ人の男がパブでビールを注文したところ、

全員のビールの中に、一匹ずつハエが入っていた。

イギリス人は、「何だこれは！」って怒ってグラスをつき返した。

アメリカ人は何もなかったかのようにそのままビールを飲み干した。

カナダ人は、ハエをつかんで、

「この薄汚いドロボー野郎め、おれのビールを飲んだな！

さー、吐き出せ、吐き出せ」ってハエに怒鳴った。

・・・っと、ま～、こんな具合だ。

ところで、カナダ人は自分たちを馬鹿にしたジョークが好きなことは好きなのだが、

本心はこれとはまったく違って、

自分たちをかなりレベルの高い国民だと思っている。

例えば、アメリカよりもずっと洗練された国だと思っているし、

先進国の中でも進歩的で正義感に富んでいると思っている。

イギリス人も同様に自分たちをサカナにしたジョークが好きだし、

一方で、自分たちより偉い国民はいない、と思っているようだから、

自分たちをコケ下ろして笑う、ということは、優越感の裏返しなのかもしれない。

ま、いずれにしても、

カナダ人ジョークには、大笑いさせられるものが多いのだ。

赤丸天

カナダジャーナルのホームページ