上海では街を歩けばそこかしこに屋台や露天があって、朝早くから行列ができている店もたくさん。でも、毎日のように食に関する怖いニュースが流れる中国で、内情を知れば知るほど気軽にB級グルメを試す気にはなれず。 とはいえ、行列もできていたりで、中国人は普通に皆利用しているのかと思いきや、OLの友達も、「学生の頃はよく食べていたけれど、今はちょっと」ということだったり、家に来てもらっているアイさんに至っては、「怖いので外食することはほぼ皆無、麺やマントウなど、実家から仕入れて来た粉で全部手作りしている」とのこと。 でも、屋台で売られているもの、見ている限りは美味しそうだったりで、どんなものか味わってみたいなあ、と思っていたところ、アイさんが作ってくれた。 こちらは「葱油餅」。小麦粉に葱を散らして、油でパリッと揚げ焼き。お店のものよりは油少なめにしてくれた。 こちらも見た目は似ているけれど、卵に香菜と葱を加えて作る、「煎餅」。中国風クレープといった感じで、豆板醤などをつけて食べるのがオススメ。 こちらは中国人の朝ご飯の定番「油条」。揚げパンのようなもの。お店で売られているのは細長い形のものが多いので、アイさんアレンジ版なのかも。ちょっと油っぽいけれど、中がふわっとしつつもどっしり感もあって、たまに食べたくなってしまう味。 こんな形で、家で安心できる材料で、中国のB級グルメを味わえるなんて、なかなかない、うれしい機会。 中国の食文化は本当に奥深くて、漢方的な知識も一般に普及していて、どの民族よりも食にこだわりがあると思われるのに、ひどい事件が相次いでいて、こだわる人ほど安心して食べ物を口にできない状態なのは、本当に皮肉なことで、どうにか改善していってほしいなあ、と願うのみ。 上海人気ブログへ投票
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