アイさんとの暮らしもだいぶ慣れてきたこのごろ。おしゃべり好きなものの、中国人にありがちな押し付けがましさがあまりないのはいいところ。でも、「もし嫌じゃなければ」「一度だけでも試してみれば」と遠回しとはいえ何度も勧められたのが、「フナスープ」。 中国では産院に入院中にも出される定番のスープで、これを飲むと母乳の出がとってもよくなる、という話は耳にしていた。実際、アイさん(40代半ばにしてもう孫がいるんだけど)の娘もこれを毎日のように飲んだら、赤ちゃん2人分の母乳が出て、毎回搾乳して捨てないと大変、といった状態になったらしい。 川魚、美味しくなさそうだし、ちょっと抵抗もあったのだけれど、そんなに言うならものは試し、と作ってもらうことに。生きているフナを買って来ないと美味しくない、とのことで、市場から仕入れたピチピチ動いているフナをぶらさげて出勤してきたアイさん、、。 丁寧に洗ったあと、手慣れた手つきで、鱗をそぎ落とし、内臓を取り出す。自家製のサツマイモ粉を魚の表面と中に入れる。 そして、豆腐とともにグツグツと煮込む。ショウガと香菜、塩と最後にごま油で味付け。 こんな感じで完成。想像していたより、ずっと美味しかった。写真だと油っぽく見えるけれどそんなこともなく、臭みもだいぶ取れていたし、味付けもシンプルなので食べやすかった。 肝心の効果は、といえば。昼と夜に飲んでみたのだけれど、深夜の授乳の際、いつになく出がよくてびっくり。気のせいではない、はず。即効性はあるけれど、持続性はないような。また作ってもらおうかなあ。 魚を手に入れたり、捌くのはハードル高いけれど、多くの中国料理のお店で「鲫鱼豆腐汤」といった名前でたいていメニューにあるらしいので、気になる方はお試しあれ。授乳期に限らず、栄養豊富ということで、中国人はよく飲むスープのよう。 上海人気ブログへ投票
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