ジュネーブの隣に位置するヴォー州は、魅力的な町がたくさんあるフランス語圏の州。
今年に入り、EPFLで客員研究される方の依頼でアパート探し、学校探しをお手伝いしています。
ローザンには今までサマーコース中心にお手伝いしてきたので、実のところそんなに詳しくありませんでした。
ヴォー州ではル・ロゼを代表するボーディングスクールのお世話とサマーコースのホームステイがこれまでのサービスの中心でした。
しかし、今回いただいた依頼で、住環境、教育システムなど調べれば調べるほど、訪れれば訪れるほどとっても魅力的な州であり、町なんです。
そこで、私の思いつきで、どこまでかけるかわかりませんが、ヴォー州について知ったかぶり知識を披露してみたいと思います。
今回は第一回目でもあり、簡単な州・町の紹介。
州の中心ローザンヌ
ジャズフェスティバルで有名なモントルー
ガリア戦記に歴史上初めて登場したスイスの町と言われ、現在も円形競技場跡や凱旋門が残る町ニオン
世界最大の食品メーカーネスレの城下町、そしてチャップリンが愛した街ヴヴェイ
また、大女優、そしてユニセフの親善大使として活躍したオードリー・ヘプバーンが眠るローザンヌ近郊トロシュナ村などユニークで楽しい街がたくさんあります。
ローザンヌはアカデミックな町。
ヴォー州は昨今企業誘致に非常に熱心です。
しかし、この州は昔から研究、教育に寛大であり熱心な州なんです(らしいです)。
かつて若返りを細胞単位で研究する博士がいました。
ポール・ニ―ハンス博士。
彼の理論は今もクリニック・ラ・プレーリーや化粧品に行かされています。
彼がレマン湖の畔モントルーに近い地で研究を始められたのも、州の理解と豊潤な水のお陰だと、かつてポール・ニ―ハンスの愛弟子であり、現在クリニック・ポールニ―ハンスを経営するドクターからお聴きしました。
こうした研究、教育への理解は、現在もル・ロゼを始めプライベートスクール、インターナショナルスクールの拠点として、また経済学におけるローザンヌ学派と呼ばれたローザンヌ大学に脈々と生きています。
現在、ローザンヌ大学、ローザンヌ連邦工科大学は、キャンパスを隣り合わせた広大な敷地にその規模を誇っています。
ストリートビューでご覧いただけるかな。
ローザンヌ大学の食堂は湖に向かって円形に建てられ、その前庭では羊たちがのんびり草を食んでいます。
道路を挟んだ向かいのグラウンドでは土曜日にもかかわらず大勢の学生たちがサッカーを楽しむ姿が見られ、こんな環境で学べる学生たちをとってもうらやましく思いました。
グーグルマップで大学を探すと、ちょうど上の食堂の部分がハイライトされます。
大きな地図で見る
ローザンヌ工科大学とローザンヌ大学、そして林立する近代的な建物群。
個人的な趣味としてはローザンヌ市内中心にある図書館のような古いキャンパスが好きなんですが・・・
さて、次回は昨日下見した最新式のアパートをご紹介しましょう。 あなたもきっとローザンヌに住みたくなりますよ!
・・・実は、ジュネーブからヴォー州に移っても良いかなと心の端っこに想いが根差してます(笑)

