最近、こちらで活躍している日本人のピアニスト、Kさんと知り合いになりました。
Kさんのコンサートへ数週間前に行きました素晴らしいピアニストです彼女のベートーベンの『熱情』 演奏は多彩な音色があり、繊細にも関わらず男性が弾くような、迫力もある演奏でした。
Kさんは人間的にもとっても素敵な方です。
そんなKさんにコンサートを誘っていただき!
Ohio Wesleyan University
のパイプオルガンコンサートへ行ってきました
Ohio Wesleyan University には立派なオルガンがあります。オルガン科もあります。現在も、きちんとメンテナンスが行われていて、素敵なオルガンが健在です。
我が大学(Ohio State University)のオルガンも大ホールにあるのですが、私の在学中に一度も使用された事がありません。昔はオルガン科があったそうですが。。。。
アメリカに来てから、ちょっとしたオルガン演奏は教会で聞いてきましたが、正式なオルガンだけのコンサートは初めてでした。
オルガン奏者は観客に向かって背を向けて弾くので、演奏家の表情を見ることができません。個人的には、「大スクリーンがオルガン脇にあって、演奏風景を映し出してくれれば。。」とも思いましたが、不思議と
オルガンの多様な音に心が癒されました
耳が疲れるかな、、(大音量なので)と思いましたが
コンサートは最後まで楽しめました。
オルガン奏者は、ピアニストでもある
Thomas Brown (トーマス ブラウン)さん。
バッハ を4曲
フレンチ作曲家の楽曲を3曲
素敵な演奏でした。すべて暗譜で驚きました
あまり上手なオルガン奏者の演奏を生で聞いた事がなかったので、今回はオルガンの良さもひしひしと感じました。
演奏の後ろ姿を見ていましたが、足をしきりなく動かしていました。
時々体が左右に曲がっていて、「オルガン奏者って、腰を悪くするのでは、、」と思いました
あと、聴覚も悪くなるそうです。。
大学院時代のあるクラス講師 Michael Murray 氏は、CDも沢山出した有名なオルガン奏者です。現在も教会で演奏していますが、第一線は退いています。そんな彼が、「僕の聴覚は弱いので、大きな声で話して下さい。」とクラスにいる生徒に話していました。
派手やかな演奏をする陰には、時には色々な犠牲がありますね。。。
話を戻しますが、今回のコンサートの
アンコール曲です。
演奏家は違いますが、こんな素敵な演奏でした
バッハは本当に天才だと改めて実感しました。
こんなに、、複雑な楽曲書くなんて。。
特にフーガは脱帽ですね。。。
複雑な課題が組み合っていて、、、
あとこの時代の教会側もバッハを多いに利用できたと確信させられました。
私は、キリスト教徒でもありませんが
バッハのオルガン曲を聞いていると、
『神様がどこかから見ている。。』
『神の力。。』
思わされるのです。。
心がむき出しにされる。
音楽の力ってちょっと怖い。。
Kさんに、「バッハの演奏を聞いていると、懺悔(ざんげ)したい気分になりました。。落ち込んだときにはバッハは聴けませんね。。。」と言うと
「そうですね。。。私も改めてオルガンの良さを今日知ったと言う感じでフランスに長年いたのに、パリの教会であらゆるオルガンコンサートが行われていたのに、、足を運ばないで今後悔している。。。」
と言っていました。
「落ち込んだ時には聴けない。。」とは言いましたが、
「自分を見つめたい」「癒されたい」と思ったりした時には
癒しの効果もあるので、オルガンを聴いてみるのも良いと思います。
バッハは無心で聴けます。
このコンサートは!大学内のゲストとして演奏されたコンサートだったので、
入場は無料です。
日本では、、信じられません。
アメリカでは、日本では最低でも3000円~入場料を払わないといけないコンサートも、無料だったり、格安だったりして
こんなところには、アメリカの良さを感じます。
クラッシックの秋!
本物をもっと聴きましょう~
来週は、NYなどでも活躍しているJazz バイオリニスト、
Christian Howesのコンサートへ行く予定です! 彼は、我が大学卒業生です。クラッシックも素晴らしく弾けます。
今回は、バッハ、ビバルディーをジャズ風にアレンジした演奏を披露!
コンサート情報 (リンクへ)
楽しみです!
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