私が始めて英語を学ぶことになったのは、北海道の名寄中学校です。英語の先生は、藤田、、とかいう人でした。この先生は大柄で眉が濃く、ドスのきいたしゃべり方の先生です。あだ名は「稲妻」。この先生の発音がいまも記憶に残っています。「英語はこうやって発音するものか、、、、」と感心したものです。
旭川西高校の桐越昭という英語の先生も忘れることができません。私が授業中に指名され、英文を翻訳しているとき、「、、、、、、が頭をもたげてきた」といったとき、この先生は「台頭してきた、、」という漢字を使うように指摘してくれたのです。これが忘れられないのです。桐越先生は、やがて札幌市内の女子短期大学教授や予備校英語のカリスマとして活躍されたことを知りました。故人になられました。