北海道は高等養護学校が映画の舞台です。3年ぐらいの腰掛け気分でやったきた教師が主人公です。どういうわけか養護学校に赴任してきてしまったのです。
教室で垂れ流す糞尿の後始末をしながら、生徒に対する偏見や誤解を抱きます。仕事なんかやっていられない、という気分になり、やる気も自信もなくしそうになります。
「あんな子たちに学校生活は無理です。家に帰す方がいいんです。」という周囲の声に、流されそうになりながらなんとか3年間、養護学校の教師生活を過ごします。子どもが教師を、大人を成長させるというのがテーマでしょう。