ジュネーブで家探しにお困りの方。
貴方だけではありませんよ。
こんな基準で借り手を探してるので、中々見つからないのも当たり前かもしれません。
1か月は短い方で3カ月、半年探してる人もたくさんいます。中には10カ月という方も。
優先順位
これはすべてのオーナーに当てはまるとは思いませんが、スイス人オーナーの心の中には、貸すにあたって、こんな優先順位があるそうです。
スイス人フランス人イタリア人スペイン人ポルトガル人
ラテン系がトップで、ドイツ人やイギリス人は出来たら貸したくない。アメリカ人は最下層。ロシア人、中国人は絶対だめ・・・というのが一般的なスイス・フレンチの基準だそうです。
日本人は?
中には日本人には絶対貸さないという方もいらっしゃいます。
まずラテン系が先に来るのは言葉の理由と近いということが一番です。
中南米、アフリカは逃げて帰ると取り返せないので嫌なんだそうです。
ドイツ系、イギリス系は犬猿の仲。
アメリカ人の押しつのカルチャーが大嫌い。
では、ロシア人、中国人にはなぜ貸したがらないか。
それは、ロシア人はトイレを汚くする。
中国人は全体を汚くする。そして、無断で他人を住まわせる・・・
これらは差別ではなく、誰に貸せば自分の財産が最も守られるか、という発想です。
だから、日本人に貸したいというオーナーも増えてるんですよ!
じゃあ、日本人を嫌がるオーナーは?
それはキッチンです。
日本人はキッチン利用が最も多く、魚を焼いたりもしますよね。
そのにおいが掃除しても取れない。
また、キッチンが傷みやすい。
スイス人ってケチですからねえ。
不動産代理店とのコネ
申込書が手元に届くと、上のような順位で申込書を選び、その中から貸す相手を決めます。
アパート一軒に数十から数百の申し込みが届くんです。
また、力のある不動産代理店の担当者は、オーナーから絞り込みを任されている場合があります。
100の申込書から5つ絞り込む。
その中に貸したい相手のものとオーナーが絶対イエスと言いそうにない相手を選びだします。
この方法だと貸したい相手をほぼ100%選ぶそうです。
これなど、オーナーとの信頼関係ができてるからこそできることなんですが。
本当に家探し大変なんですよ。

ここに私どもの店子さんからのうれしい、そして悲しいメールがありますので、ご紹介します。
職業はお医者さん。人種はインド人。
医者というステータスが全く効かない。
「ママさん、有り難うございます!
招待講演で日本へ一度戻る期間を除くと、もう2ヶ月も無いのは非常に寂しいです。
返す返すもママさんのところへお世話になって良かったと感じています。
今、ドバイから来た友人は、今居る家の契約Deadlineがあと2週間と迫っているにもかかわらずまだ新しい家が見つかりません。
インド人と言うだけで、はじかれると泣いていました。
さすがにこの3ヶ月、毎日の様に足を運び、決まらないところを見ていたらアウトサイダーである環境の中で物件を見つける困難さや快適な物件をご紹介頂けたことを感謝するばかりです。
ママさんの物件でなくて良いのですがどなたかお知り合いの方でも、ドバイの歯科医師に一部屋、貸して頂ける方がいらっしゃったら、教えてください。
そして、いつもお気遣い頂き有り難うございます。お陰さまでクルーズ3人、毎日元気に勉強に励んでいます!
MK」
残念ながら当社の管理物件でちょうど良いものがなかった・・・