笑い話のような本当の話・・・
留学、赴任の場合、2年から3年が一般的なので、
それぞれ日本の疾病保険に入ってこられます。
ところが、これが時々大きな問題を引き起こします。
例1
被保険者:男性
日本のM生命の留学保険に加入。
ジュネーブ政府から日本の生命保険適用に関して、このフォームを埋めて署名をもらってっください、との通知がありました。
その中の一文に出産費用を保険がカバーする、というものがあります。
男性ですから出産するはずもなく、しかし、求めてきます。
日本の保険会社もそれに対して、支払うという約束をしてもいいと思うのですが、
署名を拒否してきました。
その結果、彼はスイスの保険に加入しなければならなくなったのです。
例2
立て替え払い
スイスでは、病院の窓口で保険加入の照明を見せると、病院が請求書を保険会社に送って処理します。
日本の生命保険に加入してこられたAさんは、お子さんがインフルエンザに罹られたので保険会社にどの病院に行けばいいのか問い合わせました。
日本、パリとたらいまわしにされた揚句、3時間ほどかかって結論がでました。
提携している病院がないので、どこでも結構です。
日本で清算しますので、立て替え払いでお願いします、とのこと。
お子さんはその間ずっと高熱にうなされていました。
保険のトラブルは上記の例だけではありません。
日本の保険会社に加入されるときは、スイスでも大丈夫か。
立て替え払いしなくても良い病院はどこにある
・・・等々いくつか確認された方がよいでしょう。
まあ、1年以上の場合、現地の保険に加入するつもりでこられ方が、
安心かもしれません。
なにせスイスの医療費はアメリカに次いで高額なんです。
歯科保険も重要です。
歯の保険は疾病保険とは別で、治療費は高額です。