2008年のリーマンショックから始まったヨーロッパの問題は、ユーロの分裂か、というところまで来て出口が見えない感じです。
一時、スイスフランも大変なことになり、瞬間ですが1フラン=108円まで上昇し、ユーロも1フラン=1ユーロ、あるいはそれ以下になるかも、という事態に陥りました。
スイス中央銀行が1ユーロ=1.2フラン以上に維持するとの宣言を受けて、最近では落ち着いてきた感があります。
しかし、私たちの生活にとっては悪いことばかりじゃないんです。
お正月番組の池上彰のスペシャル番組で、賢く生きるスイス人として、隣国ドイツまで買い出しに出かける人たちや、為替の動きを見ながらゲームソフトが対フランで安くなるのを狙い澄ましてネットで注文する子供・・・など紹介されていました。
ジュネーブもその例にもれず、3方フランスに囲まれているので、ユーロの下落はフランスへの買い出しを増やしました。
もっとも顕著なのがこれ!

なんとフランスで4個入り二つが、ジュネーブの一つより安いんです。
下は、スイスとフランスのレシート。
ジュネーブのコープは6フラン20・・・約500円。
フランスは2.31ユーロ・・・約230円。
食材は特に安いです。
フランスのレシートにあるBoucherieは、お肉。
一番高いフィレ(サーロイン)がキロ3000円ほど。うちはステーキ4枚買って2000円。
ジュネーブなら少なくともキロ6000円はしますね。
あと、同じくレシートにあるダノンのactiva、日本ではダノンビオというのかな?
これなどもやはり半額。
フランスは生活必需品にはVAT、消費税がかかりません。
そして、価格を抑えるために政府の援助もあります。
それにしても同じものでこうも違うと・・・ジュネーブでは是非車に挑戦してください。
カーシェアリングだと一年間乗っても本当に安いですよ。
ただし、滞在許可証がないと会員になれないそうですが。
フランスは何と言っても農業大国。
いろんな朝市が開かれ、食材も豊富です。
魚も新鮮で、サーモンやマグロは刺身で食べられます。

