この方は1965年に私に洗礼を授けてくださったルーテル教会の牧師さんです。今は、ミネアポリスの郊外で現役として活躍しています。おそらく80歳は超えているはずです。友達というよりはシュスラー先生と呼ぶべきお方です。
シュスラー先生とは1964年頃お会いしました。わたしが英語の会話を勉強するときです。その頃は、英語は読み書きは得意でしたが、耳と口からの英語はとても苦手でした。英語の上達に飢えている頃でした。やがて教会の青年会で知り合った女性と結婚するとき、その司式を勤めてくださいました。結婚についての勉強会では先生からご指導を受けました。
当時おられた宣教師の方々は皆日本語を勉強されて、日曜礼拝の時の説経を日本語でしていました。その流暢さには幾度となく感心しました。最近、先生ご家族とお会いしたのは2005年です。毎年頂戴するクリスマスカードには大勢のお孫さんに囲まれたご夫妻が写っています。家族の絆を大切にする伝統を感じさせてくれます。家族とはこのような姿なのか、と考えるときです。