かつて横須賀にある国立特別支援教育総合研究所(旧特殊教育総合研究所)にいた頃、全米の教育団体で最も規模の大きいファイデルタカッパ(Phi Delta Kappa)が横須賀でも活動していることを知りました。毎月例会を開いて会員である教師が研修をしていました。そこで会ったのがスクロンスさんです。
ファイデルタカッパのほとんどの会員は横田、横須賀、座間にある米軍基地内にある小、中、高校の教師です。あるとき、大きな講演会を企画してその役を引き受けました。スクロンスさんと手分けして日本IBMなどへ出かけ、協賛を依頼して歩きました。150万円の協賛金をもらい、六本木にある国際文化会館で元文部大臣であった永井道雄氏を講演者に招き、アメリカから専門家も招いて盛大な集いとなりました。
スクロンスさんは、基地内にある大学のカリキュラム開発の責任者として活躍していました。ハワイ、グアムなどを転々とし、今はノースカロライナで定年後の生活を楽しんでいます。誠実な人柄、冷静さ、仕事への情熱、スポーツ好きが彼の魅力です。