働き、自然、恵みが感謝祭のテーマです。「恵み」とはなんでしょうか。「恩寵」「思し召し」「恩恵」「聖寵」などの使われ方もします。これらの用語に共通していることは、人智では到底計ることの知れない見えざるもの、恵みとは聖なるものだ、ということでしょうね。
3・11で被災した人々に流れている復興と再生への決意に、計り知れない命の躍動が伝わります。これまで多くの私たちの世代は1940年から1950年にかけてどん底の時代を経て今に至りました。その源には命をつなごうとする崇高な精神があったからです。これを恵みと呼ばないでなんといったらよいでしょうか。恵に感謝することの幸いを覚えます。