またまたフルーツ話。 中国に来て、漢方の講義でも、中国茶の授業でも話題になったのがナツメ。中国語では棗(zao)。↑こんな乾燥した状態では1年中いつでも売られていて、このような赤っぽいもの、黒っぽいものなど、いくつか種類もあって、種無しのものも出ていたり。 効能としては、動悸、息切れ、筋力強化、冷え症、貧血、骨粗しょう症予防、不眠、多汗、免疫力向上、血圧降下などいろいろ。薬膳でいうと、いろいろな食材を混ぜると組み合わせがよくなかったりすることがあるけれども、この棗を入れると悪作用を緩和したり、アレルギーを防いだり、といった効果もあって、とりあえずこれを入れておくと安心、という素材。 ナツメを煮ると、プルーンに近い味になる。中国人は料理に使うだけでなく、お茶にも入れたりしていて、「1日3個ナツメを食べれば年を取らない」ということわざもあるほど老化防止にも効果がある、とされているみたい。補血の作用もあるので妊婦にもおすすめとのこと。 そして、今の時期は乾燥ものだけでなく、↑のような生のナツメが旬。先日初めて購入してみた。 皮ごとかじれるのだけれど、味はリンゴに近く、ほどよい甘酸っぱさで、クセは少なくて食べやすい。思ったより量が多かったので、一部はすりおろしてジャムにしてみたら、これもなかなか美味しい。 日本では生は滅多に手に入らないので、中国でチャレンジ、おすすめ。ただ、皮ごと食べるには農薬が心配なので、安心できるお店やブランドを購入するとよいかと。 上海人気ブログへ投票
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