最近、気に入っている本屋が、巨鹿路にある「Dukou Bookstore(渡口書店)」。 お洒落なお店が並ぶ一角にある小さなお店。 厳選された本が並んでいて、表紙を見ているだけでも楽しい。大きな書店だと途方にくれて何を手にしたらいいのか分からないので、こうやってセレクトされているとうれしい。テーブルのあるコーナーではコーヒーも頼めるみたいで、熱心に読みふけっている文学少女の姿も。 海外の本の中国語翻訳版が多いのだけれど、日本人作家のコーナーもあり。並ぶのは、村上春樹、村上龍、吉本ばなななど現代作家から、夏目漱石、谷崎潤一郎、永井荷風まで。なぜか泉麻人の「東京少年昆虫図鑑」まであったり、セレクト見ているだけで面白い。文学以外では、デザイン系や建築系の本が多い。 最初に買ってみたのは、一番薄くて文体も平易そうだった青山七恵の「ひとり日和」。芥川賞とってたけど、まだ読んでいなかったので。大学の精読の教科書の文章は苦痛でしかなかったりするのだけれど、こちらは本当に読みやすかった。ただ、翻訳のニュアンスの問題もあるかもだけれど、日本語で読んでたら退屈な内容だったかも。 今日買ってきたのは、吉本ばななの「ひな菊の人生」。ずいぶん昔に読んだ一作。ちなみにばななは中国語表記では芭娜娜」。全部漢字で表記する中国語では、アルファベットの欧米人の名前も、ひらがなの日本人の名前も皆、漢字が当てられる。これがすごく分かりづらいんだけどね。 日本語と違って、中国語の本が基本、横書きだと知ったのは、こちらに来てから。新聞も横書き。博物館に展示されているような古い本は縦書きだけれど。韓国語も横書きだったはずだから、現代でも縦書き/右開きが主流なのって、日本くらいなのかな。 Dukou Bookstore(渡口書店) 巨鹿路828号 上海人気ブログへ投票
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