私がいつも、「やっぱりブラジル人て温かい~」とほっこりした気持ちになるのは、
どんな場面でも、こちらが「ありがとう。(Obrigada.=オブリガーダ)」というと、
必ず、絶対に、「どういたしまして。(De nada.=ジ・ナーダ)」というお返事を、笑顔でしっかりと返してくれること。
ほんのちょっとしたときの囁きのような「ありがとう」にでも、
「どういたしまして~」と嬉しさをたっぷり込めた感じで返してくれるので、
その反応にまた「そんなに返してくれてありがとう~」と、今度は大音量で言いたくなってしまうくらいなのです(笑)
↑ある公園の風景。ブラジルの大地は、木々がよく育ちます。人も大らかになりますね。(^-^)
ところで、そんな「どういたしまして」には、いくつかの言い方(省略形など)があるのですが、私は当初、ちょっぴり勘違いして聞いておりました。
正式には(これも元々は省略形のようですが)
1.「De nada.」(ジ・ナーダ=なんでもないよ、というニュアンスでしょうか)。
他にもこれを省略形にして
2.「Nada.」(ナーダ)だけにすることも多くあります。
ここまでは良かったのですが・・・
もうひとつ、
3.「Imagina.」(イマジーナ)というのがあります。
これは、imaginar(イマジナー=想像する)という動詞の命令形で、「(そんなこと、なんともないってことを)想像してよ」というニュアンスだそうですが、こちらもよく使われます。
しかも、たいていの人は、これを
「(イマ)ジーナ」と後半だけを強調して発音するので、
私はてっきり、1.の「De nada.(ジ・ナーダ)」の方の、はじめの部分だけをつなげて発音して
「ジーナ」と言っているものとばかり思っておりました…。
「想像する」という別の単語を使うなんて、思いもせず・・・
ある日、知ったかぶりして夫に
「ジ・ナーダを短くして、「ジーナ」って言ったりもするのよね~。」と話した時、
「それはイマジーナと言ったのが「ジーナ」と聞こえているだけだよ。」と訂正され、
初めて知った次第です・・・。
ブラジル・ポルトガル語の「どういたしまして」、
「ナーダ」と「ジーナ」のお話しでした。
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