それは昨日の朝の出来事であった・・・
いつもはのんのんを私が学校に送っていくんだけど、この日はパパがいつもより遅く家を出るのでパパが送ることに。
なので私はのんびり。
芝生に水でも撒こうと庭へ出た。
ほぼ同じ時間にパパたち出発。
ホースをセットして水撒き始めたその瞬間。
ガーーッとガレージの閉まる音。
なぬっ??
信じられないことに私の目の前で閉まるガレージ。
そして走り去るパパの車。
我が家はガレージから出入りしている、ガレージが玄関代わりなのだ。
LOCK OUT!!
締め出された!
迷わず、走る、私は走った、なりふり構わず走った。
周りから見れば走っているように見えないだろうが私には全力疾走。
道路の真ん中を両手を大きく振りながら走った。
パパの車はまだ見える。
気づけ~!!
気づいて~!!
ガレージ開けてぇーーーー
私は外にいるのよぉーーー
無情にもパパたちは気づかず、私の視界から消えていった・・・
ああ・・・
道路の真ん中でうなだれる私。
通り過ぎるどこかの作業車の人は不思議そう~に私を見ていた。
ただ庭に水撒きに出たのだから・・・
もちろん何も持っていない。
カギも携帯も、身一つである。
まず最初に思いついたのは近所の韓国のおばあちゃんだった。
そのとき私の視界にはおばあちゃんの家があった。
このおばあちゃんは二回締め出されて、我が家に電話を借りにきている。
英語は出来ないけど日本語は出来るおばあちゃんなので緊急時は我が家にやってくるのだ。
よし、今度は私の番ね!
と、思ったけど、私はパパの携帯の番号を覚えてなかった。
最初の3桁は覚えているが・・・
家の電話番号はちゃんと覚えているけど家に誰もいないんだからかけたってしょうがない。
どうしよう・・・
とぼとぼ歩き始めたとき。
そうだ、うちの大家さんはうちの裏じゃないか!
パァーっと心に光がさした。
ラッキーなことに大家さんは家で仕事をしているから朝なら絶対いるはず!とピンポーン。
実はこのときノーメイクどころかまだ顔を洗ってない状態だった・・・でもそんなことかまっていられない。
ありがたいことに大家さんはいた。
説明するとハハハ~と笑いながらカギを持ってきてくれた。
そして無事に玄関から家に入ることが出来た。
この間5,6分の出来事。
すごく長く感じたわ。
まず家に入ってしたこと。
パパに電話。
「ちょっと、ガレージ閉めたわね!」
「あ・・・」
やっぱりーーー。
私が外にいたの気づいてた。
だってパパの視界に入ってたはずだもん。
いつものクセで無意識にガレージを閉めてしまったのだ。
もちろん夜にはブーブー文句を言った。
いや~
しかし焦った、かなり焦った。
日本なら歩いていける距離に友達んちが数件あるけど、ここではない。
締め出されたらもうどうしようもない。
まさにお手上げ状態。
大家さんがそばに住んでいて本当によかった、しかも家にいてくれたし。
これを機ににいざというときに電話番号数件書いたメモを外のどこかに置いておこうかな~と思った。
家のカギはちょっと怖いかな・・と思うから、せめて電話番号。
そうすれば誰かに助けを求められるしね。
毎回外に出る度にカギや携帯電話を持つのはなかなかできそうにないので^-^;
こんな締め出されることも滅多にないだろうしね。
というかもう勘弁してという出来事でした。