「普段日本語で生活してるけど、英語を話せないと何か問題あるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
英語の習得には時間と労力がかかるので、「できなくても別に困らないなら、やりたくないかも......」という気持ちにもなりますよね。
しかし、はっきり言います。
これからの時代、英語を話せないとやばいです!
とはいえ、なかなか上達しなくて諦めかけている人も心配は要りません。
正しくアプローチすれば、誰でも必ず英語を話せるようになります。
どうしたらいいか悩んでいる人は、まずこの記事を読んでみてください。
英語を話せないことのデメリットと、最短で話せるようになるための学習法をわかりやすく解説します。
なぜ英語を話せないとやばいのか? 3つのデメリット
グローバル社会において、英語はもはや特別なスキルではありません。
今は小学生から英語が必修なので、「誰もが英語を話せてあたりまえ」という時代が近づいています。
そんな中で英語ができないと、さまざまな場面で不利になってしまう可能性があります。
私の経験から特に大きいと感じるデメリットは以下の3つです。
仕事の幅が狭まる
英語が話せる人と話せない人では、キャリアのチャンスに大きな差があります。
いまや多くの企業で英語力が重視されており、入社や昇進の条件にTOEICスコアを設定しているケースも少なくありません。
実際に私は「英語が得意」というアピールをして面接に通ったことがありますし、帰国子女というだけで採用された人も知っています。
海外赴任の話が出た場合も、当然ながら英語を話せる人が優先されます。
逆に言うと、他の能力が優秀でも、英語が話せないというだけでチャンスを逃す可能性があるということ。
上場企業に勤める友人は、「国際的なプロジェクトが立ち上がったとき、英語ができる同僚に仕事を取られてしまった......」と落ち込んでいました。
悔しい思いをしたくないなら、英語力を磨いておくことをおすすめします。
人脈が限られる
英語を話す人は、15億人にものぼると言われています。
一方、日本語を話す人は1.2億人程度と、英語の10分の1にも達しません。
ご参考:【2024年最新版】世界の言語ランキング(ネット人口含む)
https://japan.wipgroup.com/media/language-population
つまり、英語が話せないと人脈が限られてしまうということです。
せっかく外国人と知り合う機会があっても、言語の壁があると深い関係性を築けません。
私は留学中、アメリカ人同士が英語でしゃべっている輪に入れず、孤立して悲しい思いをしたことがあります。
だんだん英語を話せるようになって仲良くなれましたが、英語学習をやめていたら友達になれないまま終わっていたでしょう。
AI翻訳が発達しましたが、やはり直接のコミュニケーションには敵いません。翻訳にはタイムラグがあるので、相手からするといちいち翻訳されるのは面倒なんですよね。世界中の人と交流するためには、やはり英語を話す力が必要です。
海外でのリスクが高くなる
英語が話せなくても海外旅行はできます。
でも、何かトラブルが起こった時に英語が話せないと、困ったことになりかねません。
平和ボケした日本人は、海外旅行先で犯罪などに狙われる可能性が高いです。
犯罪までいかなくても、ちょっとズルをされることもあります。
たとえば私は、勝手に荷物を運ばれたり、急にミサンガを手首に巻きつけられたりして、料金を請求されました。
また、タクシーが全く関係のない場所に到着したことや、お釣りの桁が間違っていたこともあります。
いずれも英語でしっかり主張したので解決できましたが、もし英語を話せなかったら、ナメられて理不尽な目に遭っていたかもしれません。
海外で楽しく安全に過ごすためにも、英語を身につけておくべきです。
最短で英語を話せるようになる6つの学習法
残念ながら、何もしないで英語を話せるようになる魔法はありません。
でも、最小限の努力で話せるようになる近道はあります。
数々の英語学習法を試してきた私が、「これをやれば英語を話せるようにる!」と思えた6つの学習法を紹介します。
オンライン英会話
英語を話せるようになりたいなら、どんどん話すのが一番の近道です。
オンライン英会話を使えば、好きな時に好きな場所でレッスンを受けられます。
うまく話せなくても、まずは「英語を話すことへの抵抗をなくす」ことを目的にチャレンジしてみてください。
私も最初は緊張してカタコトになってしまいましたが、毎日25分のレッスンを1ヶ月続けたら、リラックスして雑談できるようになりました。
スピーキングアプリ
忙しい社会人は、アプリでスキマ時間に学習するのがおすすめです。
最近はAIを活用してスピーキングに特化したアプリもあり、独学でも正しい発音やイントネーションを身につけられます。
どちらもAIとリアルな会話練習ができ、音声認識で発音の矯正もしてくれます。
AI相手ならミスしても恥ずかしくないので、人間の講師の前で緊張してしまう私にもぴったりでした。
音読
なるべく費用をかけずに学習したい場合、まず音読から始めましょう。
音読は、発音、リスニング、語彙、文法など、 英語のあらゆる要素を総合的に鍛えることができる効果的なトレーニングです。
教材は、自分の英語レベルに合っていればどんなジャンルでもOKなので、興味のある記事や本を探してみてください。
毎日10分の音読を習慣にするだけで、なめらかに英語を話せるようになりますよ。
余裕があれば、自分の音声を録音して聞き返してみるのもおすすめです。
客観的に聞くことで、発音やイントネーションのクセに気づき、改善していくことができます。
フレーズ暗記
語彙を増やすためには、単語だけでなくフレーズの暗記がおすすめです。
よく使うフレーズを丸暗記することで自然な表現が身につき、初心者でもある程度の英会話ができるようになります。
私は初めて海外旅行をする前、市販のフレーズ集を使ったり、海外ドラマや映画の中で使われているフレーズをメモしたりして覚えておきました。
重要なフレーズが頭に入っているおかげで、一人で行動する時の不安が軽くなりましたし、ホテルのフロントやレストランで実際にフレーズがそのまま役立ったこともあります。
基礎文法の復習
文法の学習は遠回りだと思われがちですが、一度基礎文法を固めておくと、コミュニケーションが格段にしやすくなります。
フレーズ暗記だけだと事前に覚えたことしか言えませんが、文の構造がわかっていれば、自分の言葉で文章を組み立てられるからです。
私も学生時代は文法を退屈だと思っていましたが、大人になってから改めて復習したら、「英語ってこんなふうになっているんだ!」と色々発見があり、意外と楽しめました。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』などの文法書や、イングリッシュおさるさんのYouTube動画などを使えば、数時間でひととおりの中学文法をおさらいできるので、忙しい人もぜひチャレンジしてみてください。
英語日記
表現力を高めるためには英語日記が効果的です。
英語日記は、伝えたいことを整理し、英語で表現するトレーニングになります。
1日1文でもいいので継続すると、半年後には大きな変化を感じられるでしょう。
私は高校時代に毎日英語日記をつけており、英語のアウトプットのスピードが上がったことを実感しました。
辞書などで調べながら書くことになるので、最初は時間がかかります。私も最初は2、3文を書くのがやっとでした。
ですが少しずつ慣れて複雑な文も作れるようになり、同じ表現を会話でも使えるようになりました。
よくある質問
最後によくある質問をまとめました。
英語ができなくて自分に腹が立ちます
その気持ちはよくわかります。思うようにいかないとイライラしますよね。
でも諦めないでください。
英語ができないのは、あなたの能力の問題ではありません。
今までの学習法が合っていなかったか、まだ成長の途中にあるかのどちらかです。
まずはこの記事を参考に学習法を見直してみてください。
そして、英語の習得には年単位で時間がかかることを理解し、焦らずマイペースで、楽しみながら学習を続けていきましょう。
日本人で英語を話せない人の割合はどれくらいですか?
日本人の英語力は世界113ヶ国中87位と決して高くはありません。
ですが、あくまで「世界標準の高い英語レベルに達している日本人が少ない」というだけなので、安心するのは危険です。
英語が義務教育の必修科目であることを考えると、多くの日本人が「基本的な英語の知識はあるけれど、自由に使えるレベルではない」と言えるでしょう。
また、2024年にオンライン英会話のレアジョブが行った調査によると、「グローバルビジネスで通用する英語力を持つ日本人は7%」という結果でした。
つまり残り93%は海外で働けるほどの英語力がないということになります。
英語力を磨けば上位7%のグローバル人材に仲間入りできるかもしれませんね。
なぜ一部の日本人だけが英語ペラペラなのでしょうか?
英語ペラペラな日本人の多くは、帰国子女など海外生活の経験がある人と、仕事で日常的に英語を使っている人です。
しかし言語は使わないと忘れるものなので、英語から離れて暮らしていると彼らの英語力も落ちていきます。
また、たとえ外国に住んでいても、英語を避けていたら上達はしません。
一方日本で生まれ育っても、長年英語学習を続け積極的に英語を使っていれば、流ちょうに話せるようになります。
英語力を伸ばしたいのなら、アプリやオンライン英会話などを活用し、日常的に英語に触れる機会を持つようにしましょう。
まとめ
英語学習は、決して楽な道のりではありません。
しかし諦めずに努力を続ければ、必ず英語を話せる日が来ます。
この記事で紹介した学習法の全てを一気に取り入れるのは大変かもしれませんが、ひとつずつでもいいので、続けられそうなものから試してみてください。
一歩ずつでも前進していけば、だんだん上達し、キャリアの選択肢や人間関係が広がっていきますよ。