2022年の文部科学省の調査によると、全国の公立小中学校の通常学級に発達障害の可能性がある児童生徒の割合は、8.8%。
1クラスにつき約3人いるといわれています。
たとえ、学習障害や発達障害という診断が出ていなくても、なんとなく学びにくさを感じるなど、それぞれ特性が全く違ってきます。
その子独自の対応に変える必要があります。
また、幼少期から海外で長く暮らすことで「日本語になじみが薄い」場合も、漢字やひらがなを形や記号のようなものでしか認識できないことがあります。
発達障害ではないけど、どうしても漢字が覚えられない、文字の認識が弱い、海外子女・帰国子女って実は結構多いのではないでしょうか。
正しく対処すればきちんと理解できるはずなのに、家庭でどのように学習を進めていけばいいのかわからない、と思ったことはありませんか?
ベネッセから新しく、発達特性に合わせた無学年の個別指導付きタブレット学習「まるぐランドforHome」が2024年8月に開講されました。
今回は、まるぐランドforHomeを実際に体験してみた感想や、実際に使っている方の口コミ、専門家の評価などを詳しく紹介していきます。
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発達障害といっても、実は症状はかなり多岐にわたっています。
以前は親のしつけが悪いとか、愛情不足だといわれていた時代もありましたが、研究が進みどうやら「脳の働きがちょっとだけほかの子と違う」ということがわかってきました。
脳の働きがほかのことちょっとだけ違うので、得意不得意のふり幅が大きいのも特徴の一つです。
自閉スペクトラム症(ASD)
最初は「自閉スペクトラム症(ASD)」だよ。
これは、人とお話しするのがちょっと難しかったり、好きなことにすごく集中しすぎちゃったりする特徴があるんだ。
へぇ、話すのが難しいんだ。どんな風に?
例えば、相手がどう感じているかを読み取るのが難しかったり、自分が言いたいことをどう言えばいいか悩んだりすることがあるんだよ。
でも、好きなことに集中できるっていうのは、すごい才能でもあるんだよ!
こだわりが強かったり、少しでも間違えるとパニックや癇癪を起こしたり、してやる気
を失ってしまうこともあります。
なので、まるぐランドでは子供がまちがえても傷つかないように「×」「不正解」といった表現を使わず、不正解時の演出を変えたり、完全にOFFにしたりできます。
まるぐランド for HOME公式サイト注意欠如・多動症(ADHD)
次は「注意欠如・多動症(ADHD)」だね。このタイプの子は、じっと座っているのが難しかったり、集中し続けることが大変だったりするんだ。
じっと座っていられないのか…。でも、それって悪いことなの?
そうじゃないよ!それも個性のひとつ。体を動かして学ぶことが得意だったり、アイデアが次々と浮かんだりするんだよ。
集中し続けることが難しい子の場合、学習時間を短く細切れにしたり、小さい目標を立ててそれを達成する「成功体験」を少しづつ積むことで自信が出たりします。
まるぐランドでは、取り組む問題数を自分で決めることができます。
学習障害(LD)
「学習障害(LD)」っていうのもあるんだ。これは、読み書きや計算がちょっと苦手なことがあるんだ。頭の中ではちゃんと分かっているんだけど、文字にするのが難しいことがあるんだよ。
それは、どうやって勉強するの?
まるぐランドみたいなタブレット学習では、文字だけじゃなくて、音や絵を使って教えてくれるから、もっと分かりやすく学べるんだよ。
無学年だから自分に合ったペースで学べるのもいいところだね。
学習障害には、
読めるけど書けない 音で聞くとわかるけど文字がわからない・読めない 算数や計算、その場にないものを推論することができない 順番に数えることができても、数の概念が理解できていないなど、様々なものがあります。
きちんと勉強しているのに、なぜかテストの点数が取れないとか、目の前にあるリンゴ1個とミカン3個は持ってこれるのに、1+3が理解できないなど、本人にもわからないことが多いんです。
おまけに、子ども一人ひとり特性やその強弱が違ってくるので親も周りも「違い」に気づきにくい。
小学校低学年まではそれでも何とかついていけても、だんだん学年が上がってくると授業内容も複雑になってくるし、どうして自分ができないのかもわからないし、親からは勉強しなさい!って怒られるし…
きちんと授業を受けても、通信教育をやっても、塾に行っても、頑張っても、どうしてもできないことがあるというのは、本人にとってもすごくつらいことなんですよね。
発達障害を持つ子供の家庭療育は、その成長に大きな役割を果たします。
療育とは、発達に課題のあるお子様に合わせたサポートを提供することです。
どうしてテストの点数が取れないんだろう?
どうして漢字が覚えられないんだろう?
どうして集中して勉強できないんだろう?
これらの悩みの原因を知り、それを補うことで、今の困りごとを少しでも解消し、将来の社会的自立を目指すのに家庭での療育はとても重要です。
でも診断はついていないけど「もしかしたら…」という不安や、「どうやって家庭でサポートすればいいの?」という疑問を抱えている家庭にとって、まずやってみてほしいのが今回ご紹介する「まるぐランド」です。
発達障害や学習障害って、みんな違うんだね。でも、それでも勉強できるんだね!
そうだよ!一人ひとり違うけど、それぞれに合った方法で学べるんだ。
まるぐランドでは、特に個別指導があるから、その子に合った学び方を一緒に考えてくれるよ。
楽しく学べるから安心していいよ!
「まるぐランド」は、発達障害や学習障害を持つ子どもたちが、自分に合ったペースで楽しく学べるタブレット学習を提供しています。
子ども一人ひとりの個性に寄り添いながら、楽しく効果的に学びを進めることができます。
ベネッセの「まるぐランド」:楽しく学びながら療育をサポートベネッセの「まるぐランド」は、特に発達障害を持つこどもを対象に作られており、療育効果を高めるための工夫が詰まっています。
発達障害や学習障害の子におすすめされている通信教育はいくつかありますが、ほとんどがいわゆる「定型の子」用に作られているものです。
まるぐランドははじめから「特性に合わせた」タブレット学習と、連動したオンライン授業が特徴です。
まるぐランドをお勧めしたい最大の理由はかなりしっかりとしたチェックテストです。
まるぐランド for HOME公式サイト正直、ここまでしっかりテストをして特性を把握してから学習を始めることができる教材はほかにありません。
認知特性チェックテストでは、5項目での確認。
まるぐランド for HOME公式サイトそして読み書きチェックテストでは7~8項目での確認になります。
まるぐランド for HOME公式サイト目で見て覚える力が弱く、漢字の読みが苦手なんだな…ということが一目でわかります。
例えば、小さい文字や伸ばす音が苦手、漢字の読みが苦手、さらに、耳で聞いて覚える力が弱い場合。
まるぐランド for HOME公式サイト例文とイラストをセットで 漢字の読みを覚えるタスクがおすすめされたりします(一例)。
また、言葉の意味、言葉のまとまり読みが苦手で目で見て覚える力が弱い場合は、目で見て覚える力の弱さに配慮しながら言葉の意味とまとまり読みをトレーニングがおすすめされたりします。
まるぐランド for HOME公式サイトこのように、はじめにその子自身の特性をしっかり見極めることで、苦手を補いながら得意を伸ばすことができるようになるんですね!
帰国子女で日本語の読み書きが苦手な子の場合も、同音異義語がわからなかったり、オノマトペ(どんぶらこどんぶらことか)が理解できなかったり。
読み書きチェックテストを一度やってみてどこが苦手なのかを把握するだけでも、その後の学習が断然楽になるのではないかと思いました。
もし、一般的な通信教育がどうしても続かない、帰国後の学校生活に不安があるという場合は「日本語の読み書き能力のどこかが弱い」可能性も。
その場合、その弱いところを見つけてリカバーすれば
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\ まずは一度体験してみて! /
まるぐランドが発表される前は、発達障害や学習障害におすすめの一番の教材は【すらら】でした。
では、新しく登場した発達障害や学習障害専門のまるぐランドと、ほかの通信教育の違いを比較してみます。
無学年小1~高1
無学年小1~6年生0歳~中高生特性検査 人の指導 タブレット学習 保護者サポート 内容タブレット学習
オンライン個別指導
保護者カウンセリングタブレット学習
保護者カウンセリングタブレット学習教室での対面学習入会金0円7,700円~11,000円0円
専用タブレット代:10,978円非公開
体験入学:10,000円月謝19,800円~29,800円8,228円~10,978円約3,200円~非公開
※週1回で約30,000円~68,000円/月公式サイト 公式サイト公式サイト公式サイト 公式サイト各製品の比較
正直、他と比べてしまうと若干…高いかなという感想。
ただ、タブレット学習とオンライン個別指導が連動していることを考えると、内容に見合った料金設定にはなっていると思います。
教室で対面の個別指導をしているリタリコジュニアの場合。
料金は公開されていませんが、集団授業がメインのスタンダードコースで1回8,000円前後、完全マンツーマン・オーダーメイド指導がメインのパーソナルコースでは1回17,000円前後といった情報もあります。
リタリコジュニアに関しては、実際に15分程度の無料体験、実際の授業と同等のないようで50分間しっかり体験できる有料体験があるので、気になる方はぜひ、公式サイトをチェックしてみてください。
すららに関しての詳しい説明はこちら!
ほかの通信教育との大きな違いでもあるタブレット学習と連動したオンライン個別指導の流れを見ていきます。
前回間違えた問題から、特に重要な1問をピックアップしておさらいすることで、どれくらい定着しているのか確認します。
タブレット学習やカウンセリングで見えたニガテをもとに作成されたその子専用のカリキュラムで指導スタート。
具体的な見通し(あと5分で7時ちょうどになるからもうちょっと頑張ろう!など)を知らせることで集中力を維持させたり 結果だけではなく、取り組みのプロセスや前回と比べてできるようになったことをほめながら、やる気につながるような声かけをしたり 授業中の立ち歩き、手遊び、お話が止まらないなどの状況にも、柔軟に対応してくれます授業後、こどもの様子を保護者に5分間報告。
授業の疑問や不安をその場で解決できます。
\ まるぐランドを無料で体験してみる /
実は、進研ゼミ「チャレンジタッチ」は海外での使用が不可となっています。
チャレンジタッチが専用タブレットなので、海外発送ができないからという理由だからなんです。
なので、海外での利用に関して、ベネッセのまるぐランド担当者に問い合わせてみました。
公式サイト上では海外利用に関しては特におすすめしておりませんが、チャレンジタッチと違い、iPadなどのご自宅にあるタブレット利用になるので、通信環境が整っていれば利用は可能です。
はい。
まるぐランド自体が新しい講座なのでまだ数はとても少ないですが、海外で利用されている方はいらっしゃいます。
時差の関係で受けられない時間帯もあります。
ぜひ一度問い合わせしてみてください。
発達障害を持つお子様の療育は、家庭でも重要な役割を果たします。
ベネッセの「まるぐランド」は、家庭での療育を楽しく、効果的に進めることに特化した教材です。
また、学習障害ではないけれど、ひらがなや漢字が記号にしか見えない、日本語独特の小さい文字や伸ばす音が苦手、といった、幼少期から長く海外で暮らしてきた子供たちにも、とても有効な教材だと思いました。
発達障害や学習障害には、それぞれに異なる特徴があります。
でも、それは一つの「個性」であり、それに合った学び方を見つければ、どんな子でもしっかりと成長できます。
「まるぐランド」では、その子にぴったりの学び方を一緒に見つけるサポートをしています。
気になった方はぜひ、一度体験をしてみてください。
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