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【TEAPとは】英検やTOEICとの違い、受験内容や申し込みまで徹底解説

カテゴリ アメリカ

大学受験に利用できる英語資格といえば「英検」でした。

最近の大学受験でちらほら名前を聞くようになってきた「TEAP」って知っていますか?

TEAPは上智大学と日本英語検定協会が開発した高校生のための英語能力判定試験です。

2021年10月時点で270以上の大学の英語入試で優遇があります。

こんなことがわかります
TEAPってどんな試験なの?英検とTEAP、どっちを取ればいいの?TEAPが利用できる大学ってどれくらいあるの?効率のいい勉強法は?
大学受験における英語資格「TEAP」とは?

TEAP(ティープ:Test of English for Academic Purposes)とは、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した英語試験です。

例えば、

英語で資料や文献を読む英語で講義を受ける英語で意見を述べる英語で文章を書く

など、大学で学習・研究する際に必要とされる英語運用力をより正確に測定するテストです。

「TEAP」と「TEAP CBT」という二つの種類が用意されています。

「TEAP」は紙ベースでの筆記試験なのに対し、「TEAP CBT」はパソコンに向かって回答を入力するスタイルです。

大学によってはTEAPを入試の外部試験利用として活用していても、TEAP CBTを活用していないこともあるので注意が必要です。

TEAPには、Reading / Listeningを測る2技能パターンと、Reading / Listening + Writing / Speakingを測る4技能パターンがあります。

技能受験料TEAP
2技能パターンReading / Listening 6,000円TEAP
4技能パターンReading / Listening + Writing / Speaking15,000円TEAP CBT
4技能パターンReading / Listening + Writing / Speaking15,000円

これらも大学によって活用している・していない分かれるので、志望大学の募集要項をしっかり確認してください。

英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPの違いとは?

英語資格っていろいろあるけど、何がどう違うの?

まずは、大学受験で用いられている「英検・TOEIC・TOEFL・TEAP」を比較してみます。

特徴測定できる機能英検日本英語検定協会が実施する国内最大規模の英語能力試験
日本の高校生が学校で習う内容に沿って問題が作られているリスニング
リーディング
ライティング
スピーキングTOEIC
Listening & Reading Test英語を母語としない人向けの英語コミュニケーション能力テスト
試験内容は、ビジネスの場を想定した問題が多く出題されるリスニング
リーディングTOEFL英語を母語としない人向けの国際基準の英語能力測定試験
海外の大学への進学を検討している場合に必要リスニング
リーディング
ライティング
スピーキングIELTS英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力を測定する、
イギリス発祥の英語試験リスニング
リーディング
ライティング
スピーキングTEAP大学で学習・研究する際に必要とされる
アカデミックな場面での英語運用力を測定する
試験のレベルは、英検準2級~準1級程度リスニング
リーディング
ライティング
スピーキング 文部科学省資料より引用

TOEICやTOEFLは、英語を母国語としない人向けの試験です。

TOEICはビジネス英語、TOEFLは海外の大学に進学したい場合必要になる資格と思ってください。

TOEICやTOEFLでも英語資格として利用することができる大学は多くありますが、どちらかというと英検・TEAPのほうが日本の受験に適応しています。

英検は日本の学生が習うレベルに沿って出題されますし、TEAPは日本の大学で学ぶ際に必要な英語能力を測る試験です。

いわゆる、「日本の中高生のための英語能力判定試験」なんです。

もし、どの資格を取るか迷ったら、受験生には「英検・TEAP」をお勧めします。

大学受験でTEAPを利用できる大学は?

TEAPは、上智大学と日本英語検定協会が共同で開発しているため、多くの大学でTEAP利用試験が増えてきています。

国公立大学
私立大学
東京大学京都大学北海道大学九州大学千葉大学横浜国立大学お茶の水女子大学一橋大学東京学芸大学……など62校
上智大学早稲田大学青山学院大学中央大学明治大学法政大学立教大学同志社大学立命館大学……など381校

日本英語検定協会公式サイトより抜粋

TEAP資格の申し込み方法

TEAPの申し込みは、公式サイトからweb上で行います。

STEP
TEAP IDを登録

登録した個人情報を基に、受験票・成績表の発行処理を行います。

登録前に準備をしておくもの

1.カラーの顔写真データ2.メールアドレス3.TEAP IDとして利用する6~12桁の半角英数字4.セキュリティ用の質問
STEP
TEAP IDでログイン
支払方法によって申し込み締切日が異なります。受験資格は高校1年生以上です。座席数に限りがあります。満席になった場合、その会場は申し込みを締め切ります。
STEP
受験日・受験地域・受験パターン選択

希望の受験日、地域、受験パターンを選択します。

STEP
会場の選択

試験会場を検索し、受験する会場を選びます。

ちなみに、海外に試験会場はありません。

STEP
支払方法の選択

クレジットカード決済か、コンビニ支払・郵便局ATM支払を選択します。

STEP
申込完了

申込完了後に「TEAP(またはTEAP CBT)お申し込み完了のお知らせ」メールが送信されます。

STEP
受験票印刷

受験票は送付されません。TEAPウェブサイトよりログインして、ご自身にて受験票を印刷してください。

STEP
試験日
受験票:TEAPウェブサイトよりログインして、ご自身にて受験票を印刷してください。(印刷サイズ:A4)身分証明書(顔写真、生年月日が記載されているもの):学生証・パスポート・住民基本台帳カード(写真つき。マイナンバーカードも可)・運転免許証のうち、有効期限内のものをいずれか1つ。
※受験票・身分証明書は、スマートフォン等の画面での提示は無効です。(電子学生証を含む)筆記用具:【TEAP】HBの黒鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム 【TEAP CBT】ボールペン ※鉛筆およびシャープペンシルは使用できません腕時計:着用、および机上に置くことができます。※ただし、スマートウォッチ(ウェアラブル端末)、電子音の出る時計は使用できません

受験票を自分で印刷するのを忘れずに。
また、腕時計は必ず持っていきましょう!

TEAP資格を利用する受験方法

TEAP資格を受験に採用している大学はどんどん増えてきていますが、学校によって「活用方法」が違います。

活用方法
出願資格

大学が規定した各技能のTEAPスコアを上回った人だけが出願できます。

公募制推薦や学校推薦などで採用されている場合が多いです。

活用方法
得点換算

大学が求めるTEAPスコアを取得すると、入試の得点として換算されます。

活用方法
加点

大学が求めるTEAPスコアを取得すると、入試の得点に加点されます。

総合判定に加点される場合もあります。

活用方法
合否参考・判定優遇

TEAPスコア取得者に対して合否判定の参考とする、または判定優遇措置があります。

大学によって優遇制度が違うので、志望校がある場合は日本英語検定協会の「活用校検索」で確認してみてください。

TEAPを受けてから結果をweb上で確認できるまで、Reading/Listeningは約10日後くらい、Writing/Speakingは20日くらいかかります。

また、試験結果の郵送には、5週間前後かかるので、余裕をもって受験するようにしてください。

TEAP資格利用のメリット

大学受験で英語資格を利用する人って、もともと英語が得意な人なんじゃないの?

帰国子女とはいっても、英語が苦手な子って結構多いんです。

英語圏からの帰国じゃないのに英語資格をわざわざ取る人って、英語が得意だから取るんじゃないか?って思いますよね。

でも、実は英語資格を受験で活かす場合、英語が得意な人も不得意な人も大きなメリットがあるんです。

一番大きなメリットは、受験当日英語の試験をしなくても済む。ということ。

先に英語資格を取ってしまえば、後は英語以外の教科の勉強に集中できます!

ベストスコアを利用できる

TEAPの試験は年3回。

もし、高2の時からTEAPを受験しておけば、大学受験までに6回試験を受けることが可能です。

日本英語検定協会公式サイトより引用

英語資格を利用しなければ、それぞれの大学二次試験で一発勝負です。

でも、TEAPや英検を利用すれば、1〜2年間の中で一番点数が高かった結果が受験に利用できるということになるんです。

日本英語検定協会公式サイトより引用

英語が苦手でも、2年間、正しく勉強し続ければ必ず成績は伸びます。

また、どうしても体調が悪かったりして思ったような点数が取れなくても、挽回するチャンスは何度もあるんです。

それを考えたら、英語が不得意な人ほど英語資格を利用した受験ってメリットがいっぱいあると思いませんか?

TEAPの試験内容は?

英検2級レベルからの出題になります。

英検2級レベルに到達していない場合は、まずは英検2級合格を目指しましょう。

さらに、TEAPは大学教育で遭遇する語彙・場面・分野を想定した内容に特化しているため、留学のための英語力証明となるIELTSの橋渡しも担っています。

TEAPの試験は年3回。

毎年6月・8月・10月あたりに開催されます。

英検の開催が6月・10月・1月なので、どちらか一方を受験するか、もしくは一気に両方受験するか決めて対策をしましょう。

TEAPの試験時間は約3時間半。

結構長丁場なので、集中力が切れないように、休憩時間にちょこっとつまめるお菓子やおにぎりなんかを持参するのがおすすめです。

TEAP

 試験時間解答方式スコア Reading test70分マークシートによる択一選択方式100点 Listening test約50分マークシートによる択一選択方式100点Writing test 70分解答用紙への記入100点 Speaking test約10分1対1の面接方式100点

TEAP CBT

 試験時間解答方式スコア Reading test60分コンピュータによる択一選択方式200点 Listening test35分コンピュータによる択一選択方式200点Writing test 45分コンピュータの解答エリアへのタイピング200点 Speaking test約25分録音方式200点 TEAPの効率的・効果的な勉強法

TEAPは英検2級レベル程度の問題が出るので、まずは英検2級を目指して勉強することをお勧めします。

その時、4技能をバランスよく伸ばすことが大事。

特にスピーキングに関しては、どんどん実践していくことが大事です。

ひたすら自宅で問題集を解くのも一つの手ではありますが、プロの手に任せたほうが効率よく短時間で伸びる可能性が高いです。

最初は2カ月間の短期集中で英語スクールでみっちり→その後過去問や通信教育で長く英語力を維持するのがおすすめ。

やはり一度、TEAPクラスがあるスクールでしっかり対策をしたほうが、結果的に効率よく試験に慣れることができると思います。

TEAP対策ができる英語スクール

英語が苦手な人ほど、英語スクールで基礎からしっかり学んだほうがいいです。

TEAPや英検といった英語資格は、それぞれの出題傾向や答え方のポイントなどもあるんです。

特にスピーキングのテストがあるTEAPや英検の場合、問題集だけでは対応しきれません。

受験の場合、できれば早々に志望校の求めるレベルの結果を出して、それ以降はそれ以外の教科の勉強に集中したい!

まずはTEAPや英検に対応しているスクールを試してみてください。

英語資格に強いオンライン英会話スクール【Mytutorマイチューター】
すべての講師がTEAPインストラクターTEAPを熟知した講師陣テストが1か月後に迫っていても短期集中でスコアアップ

\ ぼたんだよ /

mytutorは、英語資格に強いオンライン英会話スクールです。

講師はすべてTEAPテストに熟知したインストラクター。

常に社内研修で効果的な指導法をブラシュアップしています。

Speaking レッスンカリキュラム全80レッスン、実際の出題形式に合わせて【Part 1】~【Part 4】全てに対応したレッスンが用意されています。

また、TEAPスピーキング特訓ゼミも用意されているので、試験前にみっちりレッスンも可能。

Writing レッスンカリキュラム全120レッスンでは、【Task A(要約問題)】【Task B(エッセイとして図表や記事を説明し、意見を述べる問題)】共に、基本練習、と実践練習(類似問題形式)が用意されています。

もしTEAPレベル(英検2級レベル)に達していない、自信がないという場合でも、英検コース(5級〜1級)が用意されているので安心です。

毎月8回コース毎月12回コース毎月16回コース毎月20回コース毎月30回コース6,980円8,980円10,980円12,980円19,980円※1回25分。そのほかポイント制コースも利用できます

\ 英語資格を取るならマイチューター /

通学・オンライン両方選べる【ブラスト英語学院】
大学でも指導経験のあるTEAPの知識を持った講師講師は全員英検1級、TOEIC満点レベルの資格を保持渋谷校・新宿校に通うことも、オンラインで自宅で受講することも可能

\ 大学受験対策コースもあり /

ブラスト英語学院のTEAP対策は、大学でも指導経験のある講師、TEAPの知識をしっかり持った講師によるレッスンです。

渋谷校・新宿校に通うこともできますが、すべてのコースがオンライン対応なので、遠方に住んでいる方でも受講可能。

そもそもTEAPの受験対策って情報がかなり少ない…

ブラスト英語学院のTEAP対策コースでは、各設問に対する解法や、時間配分などを習得することが出来ます。

生徒によっては、Writingは得意だけどどうしてもListeningが聞き取れないとか、Speakingが苦手とか、それぞれ違います。

TEAPコースは生徒のレベルに合わせた完全プライベートレッスンなので安心。

もしTEAPレベル(英検2級レベル)に達していない、自信がないという場合でも、英検コース(3級〜準1級)が用意されています。

10回20回88,000円165,000円※1回60分コースです

\ 体験後の入会で割引も! /

Writingを鍛えると英語力も上がる【Best Teacher】
日本人が苦手な「アウトプット(書く・話す)」を鍛える4技能すべてにアプローチ6つの試験対策コース(英検/IELTS/TOEFL iBT/TOEIC/TEAP/GTEC CBT)も完備

\ WritingとSpeakingを両方学びたいなら /

ベストティーチャーのTEAPコースは、初めてTEAPを受講する方から、なかなかTEAPでスコアが出せない方まで、おすすめです。

オリジナル問題とベストティーチャーの通常コースで4技能学習を行い学習します。

WritingレッスンとSpeakingレッスン、共に受講可能回数の制限はありません。

ただし、同時に受講可能なレッスンや1度に予約できるレッスンなど細かな制限もあるので、無料体験時に問い合わせてみることをお勧めします。

無料体験では、TEAPの練習問題(6問)の中から1レッスン受講できます。

もしTEAPレベル(英検2級レベル)に達していない、自信がないという場合でも、英検コース(3級〜1級)が用意されています。

月額16,500円

\ 無料体験はしっかり1レッスン受講 /

4技能を伸ばせる英語に特化した通信教育【Z会アステリア】
学年を超えた学びが可能4技能すべてどんどん先に進めるから英検®の早期取得も人の指導もあるからWriting・Speakingもばっちり英検4級取得済みレベルから英検準1級まで対応

\ Z会のオンライン学習 /

Z会から出ている「Asteriaアステリア」は、英語4技能を伸ばすことに特化した通信教育です。

人とAIによる指導で、しっかりとした英語力が身につく英検®4級取得済みレベルから英検®準1級レベルまでの実用的な「4技能」の取得が可能学年に関係なく、どんどん学習を進められる月2回の外国人講師とのマンツーマンレッスン

AIによって自分にぴったりの問題に取り組めるから、英検の早期取得も可能です。

Asteria受講生(中学3年生)の75%が、英検®準2級(高校中級程度)以上を取得しています。

TEAP受験までまだ手が届かない方でも、Asteriaを利用することで効率よく英語学習が進みます。

添削指導は、多くのタブレット教材にあるような「機械任せ」ではなく、プロによるマンツーマン。

丁寧なフィードバックがあるので、自分だけの弱点を補強することが可能です。

スピーキングは、ネイティブ講師と毎回顔を見ながらコミュニケーションをとります。

英検の二次試験や学校のALT講師とのスピーキングテストで「緊張せず・臆せず話せる」力が身につけられます。

さらに、英検(従来型)試験をZ会特別価格で申し込むことができます。

Asteria公式サイトより

\ ipadがあればすぐ受講可能です /

やったらやっただけ成果が出る【TEAP問題集】

最終的に過去問をこなすことってすごく大事。

そんなときに利用したいのが、TEAP問題集です。

最初に英会話スクールなどでTEAPの基礎を学んだあとは、ひたすら問題集を解きましょう。

うちの子もTEAP受験の時に利用しました。

TEAP実践問題集を何度かやってみて、もしリーディング/リスニングが苦手、もしくはライティング/スピーキングを伸ばしたい、などと感じたら「技能別問題集」を追加でやり込むことをお勧めします。

大学受験に向けてTEAP対策を始めよう・今からでも間に合う!勉強法:まとめ

大学の様々な入試方式の中で、「英語外部検定利用方式」でTEAPを利用できます。

TEAP を受験して一定のスコアを取ることで、270以上の大学で入学試験の優遇を受けられる上に、TEAP受験が試験対策に役立ちます。

英検利用・TEAP利用、どちらも大学入試において英語力を証明する資格試験であり、大きなアドバンテージになるでしょう。

TEAP利用試験はまだまだ発展途上ではあるので、若干偏差値が下がる傾向にもあるようです。

なので、今がチャンス。

いろんな可能性を模索しながら、自分に合った試験方法で、目標となる大学に合格してください!

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ブログ紹介

帰国子女ラボ

https://kikokulabo.com/

中国4年アメリカ6年の駐在生活を終え、子どもの中学・高校ダブル受験のため母子で帰国。 初めての中国へは0歳と4歳の子供を連れて四苦八苦。 さらに、中国とは正反対の国アメリカへの駐在。 そんな10年以上にもわたる駐在中に経験したことや、 受験をするためにやってきたこと、買ったもの、試してみたことなどをわかりやすく詳しくご紹介しています。

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