2022年6月5日
イギリスでは、エリザベス女王の在位70年のお祝いで盛り上がっていますね。
ちょうど6年前の今頃、ロンドンを訪れたときも、町中がユニオンジャックで飾られてお祝いモード一色だったのを思い出します。
さて、今日は大学選びにあたっての、アメリカVSイギリスについて紹介したいと思います。
娘は高校はヨーロッパのインターに通っていたので、友人の中にもイギリス進学を志望する人も多く、高校の進路指導も
アメリカよりイギリスの方が充実している部分がありました。そこで、一時期はイギリス進学も検討しました。
いろいろ調べる中で、アメリカと比べてイギリスがいいかも、と思った理由があります。
1.学費がアメリカよりはマシ
2.アメリカの多角的な専攻プロセス(成績や統一テストの結果がよくても、エッセイや課外活動など総合的なプロファイルで合否が決まるので、就活と同じように合否が予測しづらい)と比べて、成績によってある程度どのレベルの大学に入れるかが予測しやすい。
3.学部は3年のところが多く、経済的にお得
しかし、例えば1.の学費ですが、学費自体は確かにアメリカよりイギリスの大学の方が一般的に安いですが、ロンドンなど都心の大学になると住居費が高く、しかも食事もついた大学の宿泊プランなどもない場合が多いため、日々の食費もかかり、大学まで徒歩圏内でなければ、日々の交通費もかかります。そう考えると、一概にイギリスより安い!とは言えないのです。
2,3については、大きな利点だと思いましたが、最終的に娘がイギリスの大学をやめた一番大きな理由は、コロナの影響によるIB試験のスコアの不安定さでした。
娘より一学年上のClass of 2020の生徒たちは、最終学年の3月にコロナが深刻化し、突然学校にもいけなくなり、5月のIBファイナルの準備もままならない状態のまま、IBファイナルが中止になりました。その結果、それまでの成績などをもとにしたスコアが算出されたのですが、多くの生徒が想定よりも低いスコアになってしまったのです。
イギリスの大学は、入学条件として、IBの最終スコアを提示してくる場合があり、この年のIBファイナルのとんでもない低いスコアのおかげで、最終的な入学が認められなかった生徒たちが世界中にたくさんいたと聞いています。
アメリカの大学も、IBの高校に通っている生徒には、もちろんIBのスコアを求めますが、ファイナルのスコアが悪かったからといって入学許可を取り消すことはほとんどないのです。
また、イギリスの大学はIBファイナルのスコアが7月上旬に出てはじめて最終的な入学が決まる場合が多いので、4月頭には結果の出るアメリカと比べて、なかなか進路が定まらない不安があるのも懸念材料でした。
というわけで、我が家はアメリカとカナダの大学に絞って出願することになったのです。
そうそう、それともう一つイギリスをやめた理由は、娘がヨーロッパの気候が好きではなかったから。。。
イギリスは、私たちが住んでいたベルギーとはまた少し気候が違うと思いますが、娘はヨーロッパの暗くて寒ーい冬が嫌いだったそうで、イギリス、ヨーロッパの大学は志望先から消えることになりました。
4年間過ごすところですもんね。こうした気候や街並みの好き嫌いも大切だと思います!
ちなみに、イギリスの大学は外国籍の生徒であっても、確か過去3年以上住んでいる人は、国内の生徒と同様のお手頃な学費が適用されるはずなので、そういうメリットが得られる場合はおススメですね。
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