逆移住編:マレーシアから日本へ。快傑ハリマオの発見・再発見、驚き桃の木どうする気。
2,000リンギ=57,000円で買った「丸太一本彫りのハリマオ」を船便で日本へ。
今日は、12年前にマレーシア、カンポンのブンブン村で、オラン・
アスリの彫刻家から、高価な一本彫りクラフト彫刻品を買ったと
いうお話・・・・・・以前の記事の編集となります。
今回マレーシアから日本へ船便で送った荷物の中にこの「木彫りの
ハリマオ」がありました。当時高価だったし、12年間、部屋の中で
慣れ親しんだ見慣れた「友達」だからです。
マレーシアのヤシの木が生い茂るポートクラン近いカンポン=田舎、
場所まで車で走り、そこのローカルマレー人彫刻家から、直接購入。
実際はRM4,000位≒113,000円らしいけど日本人の大学の先生夫婦
と6人で押しかけ2度にわたって交渉したせいもあり、1組の日本人
夫婦は小さめを2個注文し、ワタクシ達は大きめを1個注文して、
計3本のオーダーメイド製作となったわけです。私の「ハリマオ」も
ディスカウントが効き、市場の価格の半分の金額57,000円で購入。
3か月の製作予定だったけど実際は5カ月かかった。3か月経っても
返事が無かったため不安になり、確認と催促に行ったのです。
・・彼・・作ってましたよ・・
そして5か月目に4人で再度遠くまで車で走り、買い取ったのでした
そのように苦労して買った作品です。当時KL生活で、クラフトでは
最大の出費だった。マレー人の製作期間が延びた理由は、良質の
マングローブの丸太を探すのに苦労したらしい。
何せ、受注・発注・手作り! ホームメード! マーメード?
なんてったってアーイドル・・マレーシアドルで支払いです。
マレー人の彫刻家の彼にとって、彫刻クラフト制作は、本来の畑や
農作業の仕事の合間をぬっての副業らしい。ですからある意味大変
当時約束の連絡がないので心配になりメールを入れるとマレー語?
英語?アスリ語?ミックスで返ってくる。英語がほとんど通じない
ので身振り手振りだったけど、もらうメールも混合語、、意味不明。
やっと受取ったメールを間違いメールと判断、削除する寸前だった。
マングリッシュのメールで途中「can not」が2度も出てくるのだ。
出来ないという事は、キャンセル?なのかと・・・デポジをRM500
払っているので、どうなってるのか、直接聞きに行くしかないと
車で片42㎞、往復84㎞のドライブだ。すげぇ~遠い。でも、帰りに
クランのバクテーの美味い店に寄るという事で、遠距離疲れは解消。
その後作品が出来た~という知らせが入りブンブン村に遭いに行く
この人は、自分で彫刻作業場を持っている、若いのにマレーシア
では貴重な彫刻家だと思う。伝統工芸を受け継ぐ人たちが少なく
なってきているからね~。
これらのお面は作品というより、ブンブン村の年1回のお祭りで
使うものなのだそうだ。
右の形がいわゆるたたき台、左側は完成品だ。彼曰く、磨くのに
ガソリンで拭くといいらしい。このハリマオ、かなり迫力があった
このように、長~い時間をかけて彫ってゆく。自分はこういうの
好きなので、仙人らしく?本当はここで修行したいとも思ったよ。
この、仲の良い若いご夫婦、右の人が我がハリマオ彫刻の製作者。
写真を撮ると言ったら、近所からいつの間にか右2人が出て
きた。お金を分け合う感じ・・・彼らも製作者だったんだろうか。
3か月前までKLのわが家にあった「ハリマオ」です。
Rm4000相当のマレーシアからの彫刻インテリアということですね。
今現在、日本のわが家に収まった引っ越し時の同じ「ハリマオ」。
このチェーンや体全体は、、、1本の木から彫られている・・・
横の、シッポまで・・・1本の木という事が分かります・・
この口の中でコロコロ転がる「丸い球体」も、外に出ることが出来ず
・・後から入れたのではなく、1本の木のまま掘り進んだものです。
アランアスリの若き芸術家からオーダーメードで買い取り、今は
本帰国した日本の部屋にて「マレーの虎=ハリマオ」がマレーシア
のジャングルを思い出し、息しながらゆったり時の流れを噛み締め
、、思い出を刻んでいる・・今日この頃です。
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