こんにちは、コーダイです。
8月も、あっという間に最後の週となってしまいました。
夏休みもあとわずか。高校生や中学生は、もうすでに新学期が始まっているところもあるようですね。
さて、先日、日本の看護師さんの方へ向けた、専門雑誌[看護ジャーナル]さんより、インタビューを受け、カナダの医療事情、看護留学事情について、お話させて頂いた記事が、今月発売の[看護ジャーナル9月号]にて掲載されました。
看護師さんからの留学相談を受ける事は意外に多く、また海外で留学の仕事をしていた時にも多くの元看護師さん、医療英語を勉強している方とお会いする機会があり、看護留学にも積極的に力を入れていたのですが、今回このような話を受け、『日本にこんな雑誌があるんだ!』、という新しい発見でした。と同時に、色々な現状を知る事も出来、本当に勉強になります。
今回のコーナーは『ナースの留学便り』というもので、海外で看護師を目指している方のインタビューと看護留学やカナダの医療事情についてというものです。
例えば、
"カナダでは看護師さんの地位が非常に高く、それも医者(ドクター)と同じくらいの権限を持っており、上下関係がありません。"
これは、平等に働くという文化が根付いている欧米の特徴であり、命を扱う神聖な仕事であり、ドクターもナースも、同じくらいのプロフェッショナル意識を持って仕事をしてほしいという考え方があります。
他にも看護師さんは、お医者さんが『この薬を処方してください。』といって、診断をしても、普段一番患者さんと接する機会が多く、患者さんの体調や最近の様子をしっかりと看てまわっている看護師さんの方が、『この患者さんには、こっちの薬が適している。』と判断した場合、看護師さんが薬を変えて、処方する権限を持っています。
これが、どれくらいの事であるか。という事は、現役のナースの方や医療事情を知っている方には感じ取ってもらえるのではないでしょうか?
お給料は時給30ドルからスタートし、残業もほとんどありません。しかし、その分自分の仕事と対価と合わせてプロフェッショナルとしての責任も覆いかぶさってくるので、やりがいも出てきますね。
『え、、、でも、それじゃただでさえ、忙しくて寝る時間もないのに、責任まで看護師?』
と、思うかもしれません。
多くの日本の看護師さんは、その他雑用まで仕事の一部と入ってしまっており、看護業務だけに集中する事が出来なく、やる事は山のように積み重なり、多忙な毎日を送ってらっしゃると思います。
しかし、カナダでは、[看護師助手/ Health Care Assistant]という立派な役職があり、雑用や本来日本の看護師さんがしなくても良い仕事は、このアシスタントの役割となります。そして、この看護師助手さんになるのにも免許が必要なのです。
看護師さんは、お医者さんのアシスタントではなく、医療現場に欠かせない大事な大事な役割を果たしてくれているという事を痛感する事実でもありますよね。
お医者さんが欠けても、看護師さんが欠けても、看護士助手さんが欠けてしまっても、医療の現場はまわりません。誰もが平等に、不公平のないように、気持ちよく仕事をする環境を作る事も、医療を提供する現場としては、必要な事だと思いますし、疲労や睡眠不足、ストレスによる医療ミスなども防ぐ方法かもしれません。
もちろん、海外の医療現場や技術が日本より進んでいるかどうかはわかりません。どの国にも良いところや悪いところ、そしてやはり海外で医療を学ぶと日本の良さも随所に感じるようです。
しかし、いかに仕事を続けられるか。充実した気持ちをもって、医療に取り組めるか?などの環境作りはまだまだ、カナダや諸外国に考えさせられる部分はあるのだと思います。
ちなみに、看護師助手さんの時給スタートも$14から$17程度、と条件もそこまで悪くありません。海外の看護師資格を取るまでは、長い道のりかもしれませんが、現在看護師さんとしてお仕事をされている方にとっては、良い海外研修になるかもしれませんね。
医療英語や海外の医療現場、看護や介護システムなど。新しい視点で物事を見て、日本の良い部分、海外の良い部分を取り入れて、もっと良い環境づくりというのは、これからの課題になるのではないでしょうか?
最近では、映画『神様のカルテ』の挨拶で、主演の櫻井君が、
『医師の白衣のポケットには、処方せんや専門外のことに対応するための本が入っているんですね。僕も2冊入れていたので重かった。これが医師の持つ不安の重さ、命の重さかと感じた』
と言っていたセリフに感動し、とても印象に残っています。時間が出来たら、見に行きたい映画です!!これからの日本の医療は一体?海外留学をする際には、技術やシステムだけではなく、考え方や取り組み方がどう違うのか?などという部分にも注意してみると良いと思いますよ♪
■留学を考えている看護師さんやお医者さん、海外で医療を学びたい、現場を見たいというご相談やカウンセリングもいつでもお待ちしております。ひとつの事に捉われず、新しい視点を持って挑戦し続けるのは、大変な事かもしれませんが、楽しく仕事を続ける秘訣ですよ♪
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